いくら即興芝居が面白いと声を大きくしても伝わらりづらい。
もう字面が「即興芝居」ってだけで、その瞬間に鼓膜が震えない人のほうが多いだろう。
自分ごとにならないというのかな。
半径5メートル以内の人を巻き込んでいく、向き合って伝えていく。
というのは絶対。それはもうとにかく愚直に足を使ってやり続けるしかない。
それプラス。
いまだに逢っていない人たちとどうやって出会っていくのか。
大道芸にしても最初が大事。
どうやって道行く人を止めるのか?
面白そうなことをやっている。
それが本当に大事だ。
そのわかりやすさ。
いきなり「大道芸というのはね」と話し始めたり「最後の最後に見せる大技を繰り広げる」ことをしてもいまいちピンとこない。てか、まず足が止まってないから見てくれない。
見てもらうための工夫。
入り口の広さ。
しかし、それを理屈で「やったほうがいいから」ってことでやるのも違う。
それも自分が楽しんでいないことには絶対にそれは透けてみえてしまう。
逆宣伝になる。だれも止まらない。
その奥深さとか面白さが伝わって関わってくれる人たちをもっともっと広げていきたい。
このエンタメや思考方法を文化にしたいって思う。
文化にするっていうのはとんでもなく多くの人たちに知られることが必要。
少なくともその一端を担う。
そのための入り口を脳に汗かき考える。
視野を広くもって、愚直にトライして、やったことを振り返り、アーカイブして、本質と結びつける。
アーカイブして本質と結びつけるっていうのがとっても弱い。
愚直にトライし続けるだけは本当に愚になることがある。
それをどう結びつけるのか。即興でも必要な「結びつける」ということ。
それを人生でやる。
そんなことを考えてる。
写真はついつい足を止めてしまう猫。
PHOTO BY TAKESHI WATARI
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