昨日は「ワタリーショップ×リフレクション」でした。
湯浅直子さんの縁あって、3年くらい前から東北福祉大学の教授であり教員の育成に尽力しているハルさんこと上條春夫さんとこの企画をやっております。
「ワーク参加者の『経験から学ぶ探究』にもっと貪欲さが欲しい」
というのが2人の共通点でした。
学校で先生が言っていることを暗記する。
先生の言っていることを答えとして従う。
そういう時間が長いと自分から探求にいくという姿勢をつくることがなかなか難しかったりします。
それをなんとかシフトする仕掛けや工夫を考えているのが上條先生でありリフレクション。
普段から自分のワークショップで「どうやったらこの即興体験を自分の人生に反映することができるんだろう」と試行錯誤しておりました。
それはそうしないとダメというよりも、ワタリーショップのBasicが色んな職種の人たちが参加するようになったから
「もっとやってること面白いんだけどなぁ。なんで伝わらないんだろう?」「もっと伝えるには??」という熱が自然とワタリをそういう思考にさせたんだと思います。
だから、ハルさんのリフレクションを体験したときは衝撃でした。
その人の言葉に耳を傾けて「その人の中にある答え」を浮き彫りにするように関わっていきます。
先生から答えみたいな気持ちの良い言葉を与えたりはせず、ただ「聴く」。
「聴く」から「効いてくる」って本当なんだって思います。
また傾聴していきつつ、その人が自分でより深く思考するためのヒントとなるような質問をしたりします。
これがまた絶妙だなと感じます。
「答えは先生にあるのでなくその人にある」としているのがよくわかります。
ワーク参加者がそれぞれの経験の中からそれぞれの宝物をみつけていくのを目の当たりのすることにいつも感動します。
またワタリ自身は、自分が感じる違和感を頼りにそこを掘り進むことが好きなんだなっていうのを改めて感じました。
自分のやっているワークをより客観的に見ることができる時間は贅沢。本当に。
5回となる今回はまた新しい段階にいったように思います。
参加者から「即興芝居にいくまでのスピードがいままでよりも早かった!」という言葉がありました。
それはワタリ自身が「そうしても大丈夫」という感覚になったからかもしれません。
またリピーターも半分いて、その熱によって場が勇気づけられているというのもあると思います。
この連鎖がどう広がっていくか?
楽しみにしつつ、縁を大事にしながら1つ1つだなと思います。
ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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