20190426(金)
2日目の授業は地味な顔面筋トレや呼吸のことをやるんだけど「ワタリの授業がしばらくないから1人でもできるやつをお知らせするね」という流れにした。
また、授業の後半は「イルカの調教」というゲームをした。
皆が見ている前で生徒1人でやるワーク。
その1人のことをAくんだとすると、一度Aくんは教室の外に出てもらい、彼がいない中で「Aくんにしてほしいこと」を決める。
それは例えば「椅子に座って」だったり「壁に触って」だったりの行動を決める。
で、Aくんに入ってきてもらい、スタート。
皆はAくんを見るだけ。サインは出さない。
Aくんはそこからのインスピレーションを受けて動き始める。
その動いていったものが答えに近づいていたら皆が「ピーピーピー!」と音を出す。
近づけば近づくほど音が大きくなって、あたったら拍手。
というワーク。
その時の感覚を頼りに皆と一緒に答えにいく。
勝手に答えを作ったりしない。
盛り上がった。
なかでもびっくりしたのは後半のクラス。
Aくんが部屋から出ていってもらったあと、ワタリが考えたの
は
「彼が腰に巻きつけているジャケットを外す」だった。
椅子に座ってなどと違って、どこに移動しても「ピーピー!」という音は鳴らない。
手が腰に巻きつけあるジャケットに近づかない限り。
難易度が高い。
皆に確認して、彼が部屋に入ってくる。
その時、皆がどよめいた。
なんと彼はすでにジャケットをはずしていた。
もう目的は達成されていた。
始める前から答えにたどり着いていた。
爆笑だった。
クラスに戻る前に気合いを入れた彼が脱いだのだった。
盛り上がる皆。
さっぱりわけがわからないAくん。
もちろん偶然かもしれないが、出来すぎている。
Aくんの意識よりも先に勝手に身体が反応したのかもしれない。
自分が思っているよりもはやく自分が反応していたりする。
めっちゃ面白かったし、興味深いことだった。
Photo by Mat Reding on Unsplash
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