【旅ブログ】2歳の男の子と2人っきりでお風呂デビュー!の巻き

弁理士会の研修が終わり、洋平さんとも別れる。

その後、今日は何もない。まだ時間は3時台。とてつもない開放感。

博多で観光?それも良いな。

なんとなしに出て写真を撮る。

でも、結局、駅のスタバにこもってブログ書いたりする。荷物が重いっていうのもあるけど、きっとワタリのしたいことがそれだった。

あっという間に時間が経って、今回の旅でお世話になるインプロ集団「モザイクス」のかよ姉の家にいく。

電車で博多駅から40分くらい。

駅につくとかよ姉の旦那さんのK兄やんと娘のFちゃん(4歳)と息子のKくん(2歳)が待っていた。2人とも相当可愛い。ニコニコしててとっても社交的。

家にいくとカヨ姉が料理をしている。

ご飯ができるまでの間、怒涛の子供たちのあそぼー!の時間。

とにかく遊ぶ。2歳のK君がふいにこっちを見て笑う。何もしてないのに笑う。その笑い方が半端ない。なんていうかこっちも笑ってしまう。

ご飯食べながらもずっと遊ぼうとする。節分の時に作った鬼の仮面みせてくれたり、とにかく遊ぶ。

「わたりー」「ひげー」「ひげじじぃ」「ねーなんでアゴじゃないところにもヒゲ生えてるの〜?」とにかくヒゲが印象的らしい。

夜も更けお風呂の時間になり、かよ姉が2人をお風呂に入らせようとする。でもなかなか行かない。遊びたい。色々声をかけて、長女のFちゃんが入る支度を始めた。

「ほら〜Kくんも〜!」とかよ姉が言った直後。

K君からとんでもない発言があった。

「ワタリとはいるー」

心臓がドクンとなった。

ワタリにとってそれはあまりにも大胆なアイデア。

だって2歳の子と2人っきりでお風呂は未曾有だから。

なので、ワタリはスルーしていた。ワタリ2歳の子と入ったことないし・・・ましてや初対面だし・・なんて生娘?生娘なのか?というようなマインドで黙っていた。

そしたらかよ姉が

「じゃあそうしよう」

ってなった。え??やったことないよ。2歳の男の子。どんな感じかまったく分かってないよ。なんて思う。

しかしK兄やんも「いいね〜よーし、じゃあワタリーと一緒に入るか〜」とそのアイデアを推し進めようとする。

え?

いいの?

K兄「じゃあお願いします。頭は良いんで。顔と体だけで」

急に決まった2歳の子と2人でお風呂に入るデビュー。

「水色の容器が体洗うやつだから、それをワンプッシュすると泡がでて、その泡を手にあげたら、あとは自分で洗えるから」という説明を受ける。

もうワタリにはその指示だけが命綱。

いざ!お風呂!

シャワーの温度を確かめる。

「これがぬるいのか?熱いのか?」とまず悩む。

でも家の温度設定なんてそうコロコロ変わらないだろうってことで、そのまま体にかけてあげる。

まんべんなくかけていると、K君は石鹸を掴んだ。

え???

水色の容器はその下にある。これじゃないのか?もうあっという間に命綱が切れかけている。

「え?それなの?これじゃないの?」と聞くも、それには答えず、石鹸を少し手につけて泡もなにも生まれている状態でないのに、体に塗っている。

嘘だ。それが正解とは思えない!

K兄を呼び出し、改めて確認。

「これだよね?」「うん」

間違いない。

2歳ちゃんの小さな両手に、ワンプッシュして泡を出す。

その泡で体を洗い始めた。よし、ミッション達成。と思ったらK君が

Kくん「わたり」

ワタリ「うん?」

Kくん「わたりもあらって」

ときた。めっちゃ可愛いやん。

「え?いいよ!もちろん!」と、ワタリの手にワンプッシュして、2歳ちゃんの背中やお尻を洗ってあげる。

Kくんは「ちんちんちんちん~ははははは」と言いながら笑う。

ワタリも笑う。

体は洗った!あとは顔!

ワタリ「さっK君、今度は顔洗おう」

K君「··」

ワタリ「うん?顔は?」

K君「中で」

とK君は湯船のほうを見た。

なるほど湯船の中で洗うのね。

いざ湯船に!

先にワタリが入ってみると、なんだか熱い気がする。

これで··いいのかな?

K君を持ち上げてゆっくり入れてみる。

ワタリ「どう?熱い?」

K君「わたり」

ワタリ「うん?」

K君「だいじょうぶ」

よし。ひとまず大丈夫。さぁ顔だ!

ワタリ「顔は洗うの··どうやってやるの?」

K君「この中に入るの」

と湯船の中を指す。

え?すごい原始的な?本当にそれで良いのか?でもそうするって言っているからそれで良いような気も。

そして、この熱さの中でどれくらいまで入っていられるんだろう?のぼせたら大変だし。

って考えていたら4歳のオネェちゃんがガラッと引き戸を開けた。

「40数えてくださーい!」

なるほど40秒ね。

って数えようとしたらK君が鼻をつまんでいる。

あ、湯船に潜ろうとしている。でも潜りそうで潜らない。

その一挙手一投足にアタフタしていたら数数えるのを忘れていた。

もう10秒くらいかな?

ワタリ「10·9·8」

オネェちゃん「1から~!」

「あ、はい!いーち!」

結局、K君顔を洗ってない。ええい。とワタリはお湯でK君の顔を拭くように洗った。もちもちの肌。たぶんあと35年くらいたったら、人生の酸いと共に出てくる加齢臭の場所、耳の裏も洗った。そんなに洗う必要ないのに。

もうどれくらい湯船に入っているか分からない。でも間違いなく40秒は経った。

ということで出る。

お父さんがきて、タオルで拭いてあげている。

そこで気づいた。ワタリ····自分をほぼ洗っていない。

「これ··一緒にはいりながら自分のことするって至難の業ですね」
とお父さんに。

「湯船に入れておいて、その間にやるんですよ」

それは

インディアンの伝統を口伝いで伝えるような。

歌舞伎の型を親が子に伝えるような。

そんな先人の知恵くらいに聞こえる。

そもそも2歳が1人で湯船に入れるかどうかも分かっていないワタリからしたらそれはそうとう大胆なアイデア。

なるほど。なるほど。と、うなずく。

実に良い経験だった。


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