渡猛が立ち上げたインプロ(即興芝居)探究所「JAM TARI LAB」とは?

目次

『点と点を繋ぐために』渡猛の新たなチャレンジは2023年からはじまりました

・大きく分けると2つあります

1、「人生を遊戯する」即興芝居探究所「JAM TARI LAB」を立ち上げました
2、2022年、大チャレンジだった「別府でチケット1000枚売るまで帰れません」の続編「ワタリ、別府で1000枚売るのを止めません」を開催します

1、「おもしろきこともなき自分を面白く」即興芝居探究所「JAM TARI LAB」を立ち上げました

まず読み方と名前の意味について話します。
読み方は(ジャムタリラボ)って読みます。
「JAM」は即興で交わる意味。また日本語でも「邪無」という意味があります。邪(よこしま)無し。雑念をもたず素直な心と身体で目の前のことに取り組むという意味です。
また「TARI」は日本語の「たり」です。「泣いたり笑ったり、ときに悔しい想いをしたり、嬉しさに震えたり」というときに使う「たり」は「生きる欲求」を表しています。また即興の「行き当たりばったり」の「たり」もかかっていて、最後は「ワタリ」の「タリ」も入ってますw
最後の「LAB」は「研究所」。ですが、ワタリ的には「研究」というより「探究」の意味合いでつけています。探究なら他の言葉をつけたらいいのですが「らぼ」っていう音が好きでこれにしました。

研究でも探究でも失敗を恐れずチャレンジできる場。
地位や名声やお金などの結果を一番にせずに純粋な想いで探究し続けること。

そういうLIVE(場)や空間が立ち上がり、継続していくことでコミュニティになる。
そんな願いを叶えるために色々試行錯誤していこう。

そんな意味や願いをこめたラボ「JAM TARI LAB」が誕生しました。

なぜ立ち上げたのか?

18歳でインプロに出逢ってから、26年。ひたすらにライブとワークショップを開催してきました。即興ひとり芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国でやったり、男6人で構成されている即興チーム「ロクディム」を共同主宰し、日本全国で今も有り難いことにライブ活動ができています。

即興をすることは楽しく、難しく、興味深いです。
その面白さは役者や表現者の域にとどまりません。
2011年より京都精華大学で「コミュニケーション実践演習」として授業をするようになりました。
またたくさんの企業から依頼され研修をするようにもなりました。
少しずつではありますが、日本に「即興」とか「インプロ」が広まってます。
でも、自分の実感としてあるのは「まだまだ」という感覚です。
とくにエンターテイメントとしての即興はかなり広まっていない感覚があります。
即興でエンタメするのは本当に難しいからです。簡単には体現できません。10年20年かかります。
もちろん先人が残した面白いゲームやショーのフォーマットを使えばある程度面白いものはできます。
でも、それを扱う人のクオリティがあがらなかったらば、そのフォーマットの域をでません。

「もっとプレイヤーが育たないと広がらない。いやなによりもっと即興で遊べる人が集まったり育ったりしてほしい」

こんな想いが突然生まれたわけではありません。
きっと最初の衝動は2019年。
オーディションをして選ばれたメンバーと即興LIVEを開催する「マツリワタリ」だったと思います。
そのあとにすぐにコロナが来ました。

しかしその火は消えませんでした。

悩みながら時にもがきながらも、愚直に即興の道なき道を進んでいけばいくほどに
「もっとやりたい。もっと知ってほしい。もっと広がってほしい」
というどうしようもない欲求の火が燃え上がりました。
もちろん火が消えかかったこともありました。「なんでやってんだろう・・」「自分は適任者じゃないのでは?」と。
でもその火が消えずより燃えていったのは「こんなに面白いものがあったとは!」「また来てほしい!」という即興を体験したり観た人たちの声でした。

なので、また愚直に。1つずつ、やっていこうと決めました。どうせやるんだからと。

その想いが形になったのが「JAM TARI LAB」です。

ジャムタリラボのミッション

インプロの面白さは「自分自身を使う」ことだと思っています。
あらかじめ準備ができない即興。
とうぜん完璧じゃない、ままならない自分が出てきます。
でもその不完全な自分をまるごと使って、うまくいったときは喜んで、うまくいかないときは笑い飛ばしていく。
そんな体験ができるのか即興の大きな魅力です。

「おもしろきこともなき自分を面白く」

そんなことができる人。
それを面白がる人がたくさん集まれる場。

それがジャムタリラボです。

このラボを持続可能な場所にしたいって思っています。

目標を達成するために考えた2つの企画

1つは、2019年に開催した「マツリワタリ」に出演したメンバーを中心にチームを構成し、稽古を重ね

・月イチでインプロLIVEを開催
・6ヶ月に1度の劇場(もしくはカフェ)公演

を継続開催すること。

2つ目は、ワタリが東京で定期開催しているワークショップ生による発表会「サイドショー」を継続開催することです。

これが実現すれば毎月2〜3回、即興のLIVEを開催することになります!
これあまりピンとこないかもしれないのでどれくらいの感じかって言うと「文化祭を月に2回やる」って感じじゃないでしょうか?・・大変よね(※書いてて余計に実感した)

2019年のマツリワタリの様子は以下です。

大好きな劇場「アトリエ第Q藝術」にてマツリを開催
ロクディムとのコラボライブも実現
ロクディムとのコラボライブも実現

モデルは海外に

インプロ自体、日本だとまだまだ知られていませんが、海外だとかなり当たり前に認知されております。
学校教育や企業研修もそうですが、エンタメとしてしっかりと土壌があるんです。
即興カンパニーが世界中に点在しています。そこで毎週のように即興ライブがあり、それを楽しみにくるお客さんも当たり前にいて、俳優やコメディアンはそこでスキルアップしていきます。
そして「即興出身者」からハリウッドにいきスターになった俳優や、コメディライターやテレビ番組や、さまざまな職種で活躍している人がでています。

今回のラボをつくるにあたり「そういえば海外で何十年も前からあり続けているカンパニーたちはどんなシステムで活動していてどうやって運営しているんだろう?」と今までずっと気にならなかったことがワタリの脳みそを直撃しまた。
そこで海外に精通している仲間からたくさん話しを聞かせてもらいましたし、直接Zoomで話しを聞く機会もありました。いい時代になったし、いい仲間がいるんだなぁと沁みました。

知れば知るほど見えてくる大きな壁

場所問題、そして資金問題。この2つが大きく立ちはだかっております。
会場の理想としてざっくり言うと、50〜100人規模の会場。できたら飲食も可能。
それが意外とない!これはしつこく探していこうと思います。

またあったとしても東京では相当な金額になるんですね。
そこで資金問題。海外のカンパニーは「ワークの参加料金やLIVEチケット料金」だけでなく「寄付」や「スポンサー」や「研修」で成り立たせていることが多いようです。

ワタリが資金を集めるためにできることはと考えた案の1つ「オンライン・コミュニティ」

2020年コロナがやってきました。
表現活動はおろか生きていくこともままならない?という状況の中「それでも表現で生きていきたい」と願うように創ったのがオンライン・コミュニティ「ワタリーボウヤ・サンガ」です。

メインコンテンツは「ワタリが毎日生配信して直面していることを語る」です。

これは今現在も続いておりもう3年以上やっています。(※1日だけ完全に忘れてやらなかった日がありました 苦笑)

またものすごくお得な特典とてしはワタリが主催している都内のワークショップはすべてが1,000円割引になるということです。

毎月8〜12回ほどインプロ・ワークショップを開催しているので全部参加したら12,000円もお得になります。

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配信を楽しみにしてくれている人。
ただただワタリを応援する気持ちで参加してくれている人。
それぞれの想いで参加してくれています。
この月1,000円がワタリの大事な活動費となっております。
JAM TARI LABの運営資金だったり、このあと語る「別府公演で1,000枚チケット売るのを止めません」の活動費だったりになります。とはいえ、まだまだ足りません。なので、
どうかサンガの一員となって一緒に盛り上がってくださいっ!

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2、2022年、大チャレンジだった「別府でチケット1000枚売るまで帰れません」の続編「ワタリ、別府で1000枚売るのを止めません」を開催します

2022年、大分は別府のビーコンプラザにて開催した「ロクディムにわか」。
1200人のホールにできるだけ多くの人が来てもらえるように生活を投げ売って企画された「ワタリ、別府でチケット1,000枚売るまで帰れません」。


たくさんの人の支援のおかげもあり178枚のチケットを売ることができました。
LIVEも日本中から500人以上の人たちが会場に駆けつけてくださいました。ロクディムの歴史の中ではトップクラスの快挙です。

しかし、ワタリのチャレンジでいうと、
1,000枚には遠く及びませんでした。
奇跡的な落ちはついたものの(気になる方は下のブログを読んでね)、心のどこかで「このまま終わっていいのか?」という想いがずっと残ったままでした。

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だからこそやってみたい

別府でお世話になった人、支援してくれた人たちへの感謝の気持ちを行動に。そう考えたときに、やはりワタリには「即興でライブをする」しか選択肢がありません。

だったら何年かかるかわからないけど1,000枚売るまでやろうよ!という企画をたちあげます。

別府で公演をします。そこで売れたチケットを累計していきます。

現在(2023年3月9日)178枚。ここからはじめます。

これらのマツリを開催し続けることで、ライブを体験する人が増える=「即興コメディを観たい人が増える」という結果にもっていきます。

日本に面白い即興を。大きなチャレンジをし続けるワタリに愛の手を!

繰り返しになってしまいますが、ここからは皆さんにお誘いさせてください。

これからのプロジェクトを継続して運営していくには、やはり資金が必要です。

「応援する!」「面白い即興の未来に投資する!」「舞台裏も観たい!」

そんな気持ちになった皆様にはぜひにワタリが毎日生配信しているオンライン・コミュニティ「ワタリーボウヤ・サンガ」に参加してください。

月に1,000円で参加可能。これが活動資金になります!

特典もたくさんありますので、是非に!

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