マツリワタリ2日目。第4部。
岡本学志くんと初セッション。
出逢いは以下の記事に。
3度目の出逢い。久し振りに逢った最初の印象は
「あれ?こんなに背が高かったかな?」
だった。
背が高い。そして顔が小さい。
これはあとでわかったことだけど、ツーショットの写真をみて愕然とした。
ワタリの顔・・進化する前の人間くらいでかくない?
髪の毛の長さとか同じくらいなのに、岡本学志くんはメンズノンノで、ワタリは人類博物館。それくらい違う。
それでいてギター抱えたらもう・・・。
アメーバから始まって陸に上って四つ脚から辛うじて二足に切り替わったあたり、人類の進化の4番目くらいの位置にワタリがいるとしたら、ギターもった学志くんは最先端。学志くんはギター。ワタリは骨。めっちゃ頑張って戦って勝ち取った猪の骨。ギターから美しく響く音色と「ウッホウッホ」とドラムのように骨をなんかもうやめる!※自虐自粛
自分との比較でなくとも、ギターの修理を頼んだときの彼の雰囲気だったり、ギターとの向き合い方だったり、修理している時のギターの触り方が素敵過ぎたんだ。
こうやって言葉にするとあれ?惚れてる?って思われるんだけど、まぁ惚れてなかったらまずゲストに呼ばないよね。その名の通りラブコールをしたんです。
で、学志くんはコロナの影響もあって、またそれまでがっつり音楽をやっていたのもあってどちらかと言うとライブ活動をやっていない時期だったんです。
それなのにも関わらず、ワタリのこの企画の想いのブログも読んでくれて、しっかり考えて「出ます」と決めてくれた。
ギターと向き合うのと同じように大事に向き合ってくれた。
好きにならないわけないじゃない!バカちんが!(なぜか金八)
お酒を飲む理由にまた惚れる
本番前。
スコッチを飲みながら演奏するのが好きというのを知っていたから今回もどうぞとなった。
しかし、気になったから
「お酒を飲むと演奏が何かかわるの?」
と聞いてみた。
よくお酒を飲みながら演奏したり歌ったりするミュージシャンってイメージあるから、そんな感じなんかな?と思っていたんだけど、学志くんの答えはまったく想定外だった。
「僕、聴覚が敏感で。いわゆる聞こえすぎてしまうんだよね。だからお酒を飲むと少し鈍って、その感覚のほうがちょうどいいっていうのがあってね」
なんという・・・!!聞いてよかった!!いや、好きでテンションあがるから!っていうのでも全然素敵なんだけど、この理由は「よりライブに向かうために」っていう気持ちが感じられてますますドキュンしたのでした。
本番の感想
本番はもう動画を観てほしいんだけど、今までとまったく違うテイスト。
ワタリもいつも芝居の最初と最後に鳴らす笛をあえてやめて挑戦。
音楽で終ることもある。照明が暗転することもある。
ワタリが全部コントロールせずに任せる。
だから、本来だったら終わっているところも終わらない。だからこそ新しい物語が生まれたりした。
最初から最後までずっとセッション。
あぁ至福。
照明も即興で付けてくれている。すごいよね。早川さんありがとうございます!
ものすごい美しい旋律の中で、ものすごいくだらないシーンができたのも嬉しかった。なんかちょっとカッコつけたくなるやんね。そうじゃなく、かっこいいのは全部任せられた。だからワタリも好きにできた感覚があった。
気負っていると、いけない領域っていうのがある。真面目になっちゃうんだよね。だからシリアスなシーンが多くなったりする。泣くという表現が増える。
くだらないものがあって、笑えるものがあって、だからこそ真剣だったり深刻だったり泣けるものも輝く。表と裏。光と影。どっちも大事。
幅が広く深い岡本学志くんの音に乗って。あっという間にライブは終わりました。
「またやりましょう」
名残惜しい。まだまだ話ししたい。が、ショー・マスト・ゴー・オン。そんな中、言葉を交わした。
学志くん本当にありがとう!そしてまた本当にやろうね!
本番は以下から観れますよ!
PHOTO BY Masanori Tani
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