「あと一ヶ月で死ぬとしたら?」20歳のワタリが撮れなかったドキュメンタリーと、今も続く探究の旅。

20歳くらいのころ、大型のビデオカメラを買った。
当時自主映画を撮るって言ったらばSONYのビデオカメラが王道だったんだけど、それよりも新しくてなんかデザイン的にも好きだったCANONのXV1だったかな、それを買った。30万くらいしたからかなりの気合いだったと思う。

そう。ワタリは映画を撮りたかった。

ただ、シナリオがあるか?っていうと、ない。書いたこともない。

そのころすでに即興をやっていたから、書くことや脚本が遠い世界だった。

そこで思いついた。「ドキュメンタリーを撮ろう」。
で、ワタリが撮りたいものはなんだろう?って考えて決めたのが

「あと一ヶ月で死ぬとしたら何をしますか?」

という質問をたくさんの人に聞いてみよう!だった。

健康状態も経済状態も今のままで、一ヶ月後に死ぬってなったら何をするんだ?という質問。
まわりの役者仲間だけでなく、両親にも、そして見知らぬ人にも声をかけて聞いてみた。

30人くらい聞いたんじゃないかな?

「富士山に登る」「好きな人と一緒にいる」「ずっとビール飲んでる」「ん〜わからない」

いろんな答えがあったし、どれもとっても興味深かった。急に聞いているにも関わらず、答えてくれた皆さんに感謝だ。

親はなんて言ったんだっけ?

親父は「(味噌汁を飲みながら)お金をな、お前達や親戚にたくさんあげて・・あとは・・終わりかなズズズー」そんなことを言ってたような気がする。
おかんはなんて言ったか?きっと聞いたはずなんだけど、なぜか思い出せない。

この映像、結局、撮っただけで作品として完成させられずお蔵入り。
どこかにデータは少しだけ残ってるはずなんだよなぁ。探してみよう。

当時もいまもあまり変わらないのは「どうやって生きるか?」に興味があるってこと。

自己啓発や身体論、哲学書や心理学の本ばかり独学で読んでるし、その探究が年々深く濃くなっていっている。

あのときのワタリよりもはるかに色々感じられるようになっている。

どこから来て、どこに行くのか?

漠然とあった疑問が、ありがたいことにいまたくさんの角度から学べられる。

2019年に完全翻訳版として出た「Death〜死とはなにか〜」を購入した。
先日買って読み進めている「週4時間だけ働く」を超える分厚さ!
人生の中で一番分厚い本やもしれぬ。3〜4ページしか読んでないけどもう面白い。

またここらへんの話しもしますね〜。

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