エッセンシャル思考の中の第7章に書いてある「遊びー内なる子どもの声を聴く」が響きすぎてるので書いておこう。
現代の会社の形は産業革命から生まれたもの。
大量生産や効率化がメインの世界。
産業革命後でもその形のままなところが多い。
だから遊びなんて、例え「遊びは大事」と謳っていたとしても、口だけの企業が多いと筆者はいう。
そして続けてこう言うのである。
遊びは、それ自体を目的とした行動だ。何かのためでなく、遊びたいから遊ぶ。凧あげ、歌、ボール投げ。どこにもたどり着かない行動は、一見無駄なようにも思える。しかし実は、そうした遊びこそ、人間にとって不可欠な行動なのだ。
この言葉は、売れるためや地位や名声のために動くのではなく、「ただ遊びたいから、ステージで自由に遊戯することが好きだからという人たちによるインプロ(即興劇)ライブ」を開催しているジャムタリラボとおんなじ思想すぎて驚いた。
大人が目一杯遊ぶ。それ自体が目的なのだ。
そしてその遊ぶこと自体は俳優やステージに立つ人間だけでなく、人類にぜったい良いとおもって活動している。
でも、いまいち理解されないと思いつつ、試行錯誤を続けているワタリにまた次の言葉が入ってくる。
精神科医でナショナル・インスティチュート・フォー・プレイの創設者であるスチュアート・ブラウンは、6000人を対象に遊びと成長の調査をおこない、遊びが人間のさまざまな面に良い影響を及ぼすという結論を得た。遊ぶと体が健康になり、人間関係が改善され、頭が良くなり、イノベーションが起こしやすくなる。
「遊びは脳の柔軟性と順応性を高め、創造的にしてくれます」と彼は言う。「遊びほど脳を奮い立たせる行動はほかにありません」
もう立証されてるやん。疑いようがない。
だから海外で当たり前に導入されているようにさっさと日本も学校教育に「インプロ」を入れたほうが良い。
企業にももちろんだ。
なんて大きな後ろ盾をもらったような気持ちで言いたくなる。
この章はもう線を引いてないところのほうが少ない。
ほぼ引用になってしまうのは良くないからここらへんにするけど、
遊ぶという言葉のイメージが悪い意味の「おふざけ」になって伝わることがある。
悪くなくても「ん〜?必要かな〜それよりもどうやって生産性を高めて効率よくやるかのほうが大事じゃない?」
という感じ。
もちろん大事よ。効率化。
でも、それと同様、いやそれ以上に「遊ぶ」は大事なのだ。
選択肢を広げ、ストレスを和らげ、脳を活性化させ、なにより生きてるって実感をもたらす。
遊びは本質を探求するのに役立つだけでなく、それ自体がどこまでも本質的である。
また引用してしまった。
でもこれ!です。
自分の肩書きを「即興遊戯者」にしているワタリの役割は
この遊びをどれだけ多くの人に届けるか?です。
ということで、今日もチームによるインプロ稽古と夜は一般にむけたインプロオープンWSいってきます〜。
ピンときた皆さんと会えますように。
コメント
コメント一覧 (1件)
ちょっと都会から車を走らせて、少し郊外のスタバにて、この記事を読んでるよー。
遊び!心!大切だよねー。普段主に工場で製造をメインにしてることがめっきり多くなった自分としては、、遊び心を芯にしているインプロをやってる人たちが羨ましくもあるよねー。なんか平日は猛の記事をゆっくり読んで物思ってもゆっくり綴る時間を作れなく。今みたいに郊外に来て、コーヒー飲みながら記事を読んだりすると猛の記事を読んだりして想う事を綴りたくなった。ん?!何が言いたいか分からなくなったけど。遊び心の記事に♡をつけたかったので!それを伝えてくね!