【日記】オムツかぶれ公演「キョウセイ」初日_20210625(金)

本日舞台初日。
なのにも関わらず、昼にラーメンを食べにいく。
これはワタリの中では偉業。
自分の性質としては、本番の前にはあまり予定を入れない人間。
心の中に古田新太をいれていく。いや古田新太さんは朝方まで飲んで二日酔いで劇場に入る人だ。昼間にラーメンなんて余裕すぎるだろう。
ワタリの場合、なんとなく全エネルギーを舞台に注ごうなんていう感覚があるからあまり事前に予定をいれない。

ちなみにこれが即興ツアーだとそういう感じでもない。呼んでくれた人と一緒にいろいろ観光したりご飯を食べに行ったりもする。その全部が即興の肥やしになると思っている。

しかし、これは舞台。全部脚本で決まっている。だからすこし勝手が違う。そんな中行くことになったのは共演者のオキノンとマユが随分前の稽古の合間に「金曜日に!ラーメンいきましょうよ〜」って熱烈に誘ってくれたからだ。そんな誘い方されたら行かないわけがない。
ということで今日は起きたらもう支度。メルマガだけ書く。12時に出発。
おきのんが迎えにきてくれた。
車で20分ほどいったところにある「ラーメン工房りょう花」。
塩ラーメンと卵ごはんを食べる。美味しかった〜!そこで色々話して、帰りにスタバでフラペチーノを飲んで、戻る。

マミはマユの車に。ワタリはおきのんの車に。
道中、スコールか?!っていうくらいの大雨。叩きつける。
おきのんは家の窓を開けっ放しにしているということで、ロゴスに戻る前におきのん家にいった。
少し雨でやられていたようだが、大事にはいたっていない感じだった。
今回もα7cを持ち出して色々撮影してみようとしているが、この大雨を撮影していないのがまだまだ甘いな〜っ思う。

15時から稽古。6場をかえしていく。大きな声を出す。さくらのいち取りも決める。本番の最終チェック。
終わってテクニカルスタッフに舞台を渡す。
2時間ほどあると思っていたが、そんなことはなくあっという間に過ぎていく。

コンビニでおにぎりを買いにいく。その道中でサンガをする。お茶とおにぎりと、シュークリームを買う。
帰って食べて、舞台のプリセットを済ませて、まこちゃんとシュンセイとソルとでしゃべる。
内容はたしか「昔の人が領土争いをしていたのってどういう背景があるんだろう?」っていう話し。舞台本番で話すことなのか?なぜかそうなったんだよな。

なんだかんだで時間が過ぎていく。
開場10分前に皆が集まる。「おむつ〜」「かぁぶれ〜!」と掛け声。

最後の声出し。今回結構声を響かせることを学んでいる。叫ぶし、怒鳴るし、歌うから、結構声帯を使ってる。でもコロナ禍でかなり退化したものを取り戻している感じはある。

本番直前。マミが「なにか私を鼓舞することを」ときたから「いままでやっていたことをやれば大丈夫。そして2回間違おう」という。

本番。あとはもう腹を決めるだけ。

全部おわり、カーテンコール。拍手。この時の感動は今までにあっただろうか。
お客さんがいて舞台をみて拍手をする。当たり前だと思っていたことが、ぜんぜんできない1年半があった。それがいま、たくさんのお客さんが観に来てくれて拍手をしてくれる。
2020年東京で表現をしていた。無観客ばかりで頑張った。その歴史がこの拍手をさらに意味のあるものにしている。
ぐっとこみ上げるものがあって、涙がでそうになった。

はけて、さくらとハグ。ユウナとも。ユウナが嬉しそうな声をだした。
プレイルームにいくと、ツマミちゃんが1人暗がりにいた。静かに泣いていた。「感極まって・・」という。そう、ツマミちゃんは初舞台だった。夢だった。40にして叶った。

ワタリもふるふるしていた。

お客さんが完全にハケて、拍手がおきる。

改めて今回は今回のベストを尽くそう。

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