メモは自分の思考に気づき、修正する偉大なツールになる

岸田奈美さんという方のエッセイが面白い。
「メモについて」の記事を読んだ。

彼女はIphoneのメモで、面白いと思ったこと(映画のセリフでもいい)を、1日50文字以上を毎日。というルールでメモをする。(※この50文字ってのも良い。続けられるための秘訣)
そして、ワタリがさらにええなぁと思ったのは以下。

「愛しいところを、見ようとする。
自分の感情をていねいに観察する。
あったかもしれない可能性を想像する。」

岸田奈美さんのnoteより「事実を毎日メモしたら、50文字の視界が7万文字の世界になってた話」から

これはまさにワークショップでも大学の授業でも大事にしていることやん!と。

日常を書いている岸田さん。書けば書くほどネタが尽きてくる。ネタを探す。トラブルがない日にがっかりする。そんな「ネガティブを探す」思考を糸井重里さんの一言によって気づく。その一言をいう糸井重里さんもすごいが、修正し上記のポイントを大事にする岸田さんもすごい。

いまは意識的に「嬉しかったこと」「愛しかったこと」を探すようにしています。どんな不条理にも、どんな空虚にも、探すためにカッと目を見開けば、美しく、愛しいところが見つかることに気づきました。愛を見て、愛を語る言葉が、わたしのなかに増えました。

岸田奈美さんのnoteより「事実を毎日メモしたら、50文字の視界が7万文字の世界になってた話」から

これですよ。本当にこれなのよ!

この「カッと目を見開いて愛しいところを見つける」と聞いて思い出すのは即興ライブのMCをやるようになって数年経った時のこと。
他のプレイヤーが即興芝居で物語を展開し終わったあと、MCとしてワタリがステージに入ってきてコメントして次のプレイヤーを呼び込む。この時の差し込む言葉によってライブの雰囲気が左右することに気づいた。
シーンの出来が良くなかった時に何をいうか。悪いところをフォーカスするとより空気は重くなる。相手をくさして笑いを取ってもその瞬間だけ笑いが起きるがそのあとさらに冷え込む。とはいえペラペラの浮ついた言葉でフォローしても余計に深刻になる。そこで、愛しい瞬間、好きな瞬間を見つけるようにした。
それこそ目をカッと見開く感覚。
シーン中も見開き続ける。シーンが終わって自分がステージにはいって喋る、その数秒の間に言語化する。そうすると「いじり」でなく「突っ込み」でなく「ダメ出し」でなく愛情が流れる。それを何年もやった経験は大きかったなぁ。

岸田さんご本人のメモを公開もしていて、書き始めた数年前と今ではかなり自分の感覚の言語化が進化していて、納得する。

ワタリは以前日記を書くことをやっていた。2年くらい毎日書いてた。けど、もう最近は全然書けてない。それは結局、アウトプットにそこまでつながってないからだ。
ブログに書くためにメモする。誰かに発信するために書く。
これは渡にとって大事だ。
だから日記でなくメモしていくのは良いと思う。
ということで、昨日から始めることにしました。

ワタリの場合は、
evernoteに「メモ」フォルダを作り、毎日書くことにしました。
ここで手書きがいいのでは?とかいろいろ考え出すけどひとまず携帯で。
書き出したら1000文字を超えた!すごい!そして文脈を考えなくて良いので楽。
このブログも昨日のメモから。
しばらくやってみようと思います。

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