新しい手のつなぎ方

やってくれる人がいると人はやってもらう。
甘えさせてくれる環境ならどうしたって甘えてしまう。
30過ぎまで親に甘えていたワタリはよくわかります。
それがときに毒になることもあるという。#ボンボンが何言ってやがるといわれる可能性がとにかく高い発言
許してくれる人がいたらそれに甘えるし、やってくれる人がいるのならやってもらう。
そういう性質があるんだと思います。
綱引きで一対一の勝負は、おたがい100%のチカラを出す。
でも10人対10人などの複数になったとたん、チカラは4~50%くらいしか出さない。
そういうものらしいです。
それは、チームでも言えることだと思います。
誰かが変わりにやってもらえる環境であれば、やってもらうし、一緒にやるにしても数十パーセントしかやれない。
しかも0%じゃないから、やったつもりになりやすい。
だから、しっかり役割を与えて、そこに責任感をもってもらってやる。
それに対して評価がしっかりでる。
そのほうがやるのかもしれません。
いままでやっていた人がやったほうが、経験値もあるし、きっと熱量もあるから、そのほうがクオリティが高いものをつくれるんだけど、それだとずっとその人しかできないことになる。

いつしかその人が疲弊して倒れて終わり。

だから、一時的にクオリティがさがったとしても、他の人に任せる。任せきる。ということが大事。もちろんサポートはする。
その役割をになった人は、その作品やチームにたいして愛情が湧く。
より熱がはいる。クオリティがあがる。
ということで、やれる人がやりすぎたらいかんということなんですね。
もちろん、やれる人がやりたいうちはやってもらったほうが良いのかもしれないけど、その後のことをどう考えるか?っていうのはまた違う脳みそなんだと思います。
他の人が育たないと遠くにはいけない。
また、やれる人が「頼みたいんだけど」と渡してくれたらどんなに嬉しいか。
そうやって人が育っていく。
できる人は「自分でやったほうが早いな~そしてもっとクオリティ高いのできるけどな~」というヤキモキ感をひたすらに耐えるのか、また新しいことをどんどんやる。後者がいいね。
そうやってチームは強く広くなっていくように思います。

早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。

いろんなところで引用されるアフリカの諺。

最初は早く行く必要がある。
でもチームが大きくなったりプロジェクトが大きくなると、遠くにいく必要がある。それはもう1人ではいけなくなる。
そういう段階があるんだと思います。
いま、どうやったらみんなでいけるのか?をよく考えています。
そして最高なのは、早く遠くにいけること。
焦ったら元も子もないけど、どうやったらそういうことができるのか?
いろんな局面で考えることが増えました。
それこそ1人で考えてもダメな領域。
本読んだり、いろんな人の話しを聞いたり、こうやって考えていることを言葉にして発信したり、誰かに相談したり。
渡にとって新しい手のつなぎ方を学んでいる最中です。

Photo by Yudi Indrawan on Unsplash


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