1人で即興芝居やって31回目。「ヒトリワタリ vol.31」振り返ってみます。

こんにちは。即興遊戯者・渡です。

それでは先日2/20()に開催した「ヒトリワタリ vol.31」の振り返りをば!始めたいと思います!

えーやっていることが、世界的に見ても(世界的に見る必要はないのだけど、いいじゃないのね。いつも世界視点でいきたいじゃないの。ね)やってる人は少ないであろう「1人即興芝居」。それの振り返りでございますので、とってもマニアックな記事にかるかもですが、誰かの役に立てたら嬉しっす。

「ヒトリワタリがなんなのか?」についてはこちらの記事で書いておりますので、興味のある方是非にご覧くださいませまーせ。

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即興芝居はその日の天気や精神状態や体調が反映されます。

もやは恒例(?)の雨。

「えー渡くん来るのー?やだー、楽しみの日に来てほしくなーい」

「えーなんで雨。。あ、、いるからか」

「ヒトリワタリ来て3回目なんですけど、全部雨なんですよね」

と半ば本気で言われたり呆れられたりする雨男、渡です。

しかも2月の雨はなかなか堪えます。

さらにいつも渡を支えてくれているマミちゃんが体調絶不調によりお休み。

で、行きの段階で靴が浸水。

これがビールだったら話は別なんだけどなぁと思うほどに足はキンキンに冷えました。

そんな悪環境の中、小屋入り。

良いも悪いも含めて今の全てが現れる即興芝居。

良いものを出そう!と、意気込むと空回ります。

体調や精神状態が落ちているとそれが現れたりどこかで影響してたりします。

ましてや1人。誰も頼ることはできないのは当たり前。

なので、できるだけ心を落ちつかせて「なんでもあり」の状態で臨むのがベター。ベター。

会場準備をして、冷えた足を労わりつつストレッチなどして身体を落ち着かせます。

ただ、今振り返ると、もっと心を落とし込んで、静かな状態を作るべきだったと思います。

なぜなら、渡は30回目の反省を活かし、さらにこうしてみよう!という欲が出ておりました。

状態が良くない時に、さらにそこに臨もうとするとどうしても力が入る。

力みなく、イメージの世界に入ってそこで一瞬一瞬自分が感じたこと、身体が反応したことを捕まえて紡いでいく。

その時に「こうしよう」とか「ここにいかなくては」と考えることが力みになる。

力みがあるとイメージの世界に入ることが困難になる。

身を委ねるのでなく、自分の意識だけでコントロールしようとしてしまう。

そんな状態に気づき、解除するためにあれこれやったvol.31。諦めずにやったからこそ、また新しく面白いところも体験できた。諦めなかったからこそしがみつき抜けきれなかったところも理解できた。

諦めるは、明らかに見る。

状態が良くないと「良い状態にもっていかなきゃ!」と気張るんですなぁ。

それは大事なことなんだけど、そのまま本番に行ってしまうと良くない。つまり自分で勝手に決めている「良い状態」。その状態に自分がなっているかどうかを逐一検閲して表現することになる。

自分の枠をはずし、認識をはずし、どうあっても「それでいいのだ」というバカボンのパパ状態で心のままに動き演じていく即興芝居。

自分を検閲している状態ではそこにいけません。

結果、技術だったり、自分の能力の何パーセントという小さい枠でしかやれなくなってしまいます。

本番前やれることをやる。心を落ち着かせるとか、身体をほぐし動かしリフレッシュするとか。

その上で、「何が出てきてもそれをとことん楽しむ」と観念し、今に飛び込む。

その状態、自分であって自分でない感覚。ゾーンっていうのでしょうか。それで遊戯した時の自分と、そうじゃない時の自分っていうのはもう全然違うわけです。

それで即興的にハプニングしたり未知の世界にいった時、会場は一体感とかグルーブ感とか多幸感そういう言葉になるのだと思うのだけど、それに包まれます。

その感覚がとっても好きなんだよね。

そうじゃない時は、ものすごい苦くて、ドッと疲れるのだよね。

でもそうじゃなかった時の収穫もすごいあるのだよね。「なんでそこにいけなかったか?」にはちゃんと理由があるから。

うん、こういったことの繰り返し!

イチローだって打てて4割。そういう世界。しかもヒットだったのかホームランだったのかアウトだったのか?分かりづらく、自分ではなかなか判断できない世界。

だから、分析はするし振り返りはするし、それをもってまたさらに階段あがるのだけど、最終的にはお客さんが楽しんでくれたのなら、ものすごく良かったと心から思います。

そしてこれらの作業は同じことの繰り返しでなく間違いなく広く大きく強くなっている感覚。鍛えられます。はい。

ということで、かなり実りのある回となりました。

「もっとこう~」とか「あの時ああやって~」なんて瞬間思い出しして悔しさ湧き上がったりしますが、嬉しい痛みです。

なーんて言ってますが、


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痛みばかりでなくもちろん楽しい瞬間たくさんあり、雨の中来てくださった皆様とかけがえのない時間であったことは言うまでもございません!なにより本当にあの雨の中来てくださったこと!もう皆の家をまわって料理を振舞いたい(得意ではないけどね!)ほどの感謝なのでございます!

ご来場くださいまして誠にありがとうございました!

さて、個人的には随分と言葉にした感覚ありますが、誰かの役にたつかなぁ?笑

このブログ自体がトライ&エラー繰り返し上等!なので良しとしましょう。

とにかくなかなかの長文となりました。

ここまで読んでくださり感謝!

ほなー。

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