20190219(火)
ワークショップ。
対話から始める。
「人と関わる時に自分の思い込みの中で人を見ている」という話になった。
じゃあどうやったら思い込みから外れて人と向き合えるのか?というワークへ。
しかし、ただ向かい合っているだけだとどうにも、思い込みから出ていかない。
でも本人達は「あ、いま外れた?」とか細かいことをやりあう。
検証するための動きが細かすぎたり、小さかったりすると、それこそ自分たちの範疇を超えていかない。
試しに傘を剣に見立てて構えて向かい合ってみる。
「楽しいや嬉しい」の中でやるワークとしては珍しく、殺意をもって向かい合ってみる。
そうすると色々反応が出てくる。
「人を傷つけてはいけない」
「迷惑をかけてはいけない」
「この感情で関わっていはいけない」
「楽しませたい。楽しい時間にしたい。誰も傷つけたくない。傷つきたくもない」
そういう思いがまた、素直に相手と向き合うことを邪魔することもある。
「楽しませたい!」という思いの中に「楽しませないといけない」も入っていることにも気づけるワークだった。
自分のフィルターに気づいていく。
そのフィルターがどこからきているのか?
在りたい自分、成りたい自分にとって都合が良いのか?
即興的には、思い込みの中で相手を見ていると実際のそれとはやっぱりずれる。
そのズレをお客さんのほうが気づいている。
でもそれを知らないプレイヤーは、お客さんが気づいていることが分からない。
なので、ズレることがいけないということでもないのよね。
ただ、ずれるっていうことを知っていないと、それを面白がれない。
人間関係での問題のおおくは、この思い込みのズレから来ることがあるから。
人間関係を作って、これを崩したり壊したりしてドラマをつくることで遊ぶ即興芝居をする人は、自分がどうなっているかを知っていくことは大事。
それは、フィルターをもっている自分をOKにする作業でもある。
その癖に気づき、その自分を遊ぶ。
そうするとそのフィルターは「そうしないといけない!」という頑固なものではなく着脱可能なものになる。
ワタリも思い込みが強くて、よく間違った。いまも間違う。だからよく確認することにする。
「こう思ったが実際はどうだろう?」と自分に聞いてくる自分がいる。
また
「こう思ったんだけど、どう思う?」と本人に聞く。
これができるようになったのは、「自分が思ってる。感じていることが実際とは大きく間違うことがある」ということを思い知ったから。
確認する時には、勇気がいる時がある。
そうしないといけないわけではない。
でも、とっても大切な人と、思い込みからくる誤解で関係がうまくいかないのであれば勇気を使う時なんだと思う。
勇気を使ってでも確認したい相手がいる。
それって有り難いなぁと。大事だなぁと思う。
また、自分の思い込みに気づいて、それを面白がって、素直に人と関わって、相手もそれを理解していて、遊びあえるって楽しいなぁと、最高やなぁと。
そんなことを気づいたり、実践したりする時間。
ロクディム共同主宰の渡猛が大阪でおおくりするワークショップ&ライブ情報
【WS情報】ロクディム共同主宰、渡猛がおおくりする集中即興ワークショップ「ワタリーショップ」大阪で開催します!
【LIVE情報】ロクディム共同主宰、渡猛がおおくりする即興1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」。大阪で開催します!
ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
情報はこのブログ、またはメルマガで配信していきます。
コメント