「さいきDE“縁”劇 ロクディム即興演劇公演リターン」終演しました

2024年7月21日(日)
大分県佐伯にある城山さくらホールの大ホールにて即興芝居公演「さいきDE“縁”劇 ロクディム即興演劇公演リターン」を開催しました。

2年連続でホール公演をやれることも相当なる奇跡。
そもそも2022年に「佐伯でロクディムやってほしい」という市民からの声によって実現した奇跡の連鎖。

さくらホールとロクディムで
学校アウトリーチを何度も開催したり、
本番で使用するソファ選びをさせてもらったり、
公演限定グッズを作ったりと、
がっつりと組んでの今回。

結果、400人くらいの人たちがホールに来てくれました。
また半分がはじめてロクディムを見るという!
アウトリーチでロクディムを体験した子どもが家で「これ・・見に行きたい」とお母さんに伝えた一幕もあったようです。

誰かに届けと、一生懸命に企画し実行したひとつひとつが実ったことって本当に嬉しいものだなぁと思います。(ワタリはアウトリーチは参加できずだった。他のロクディムとさくらホールのスタッフさんの努力の結果です)

開演前、ホールは長蛇の列ができていたらしいし、
終演後はグッズを求める方の列ができておりました。

大人も子どももホクホクしているお顔が見れたことが嬉しくて堪りません。

この公演の贅沢さ

今回も照明を山口明子さんに手掛けてもらいました。
即興の芝居に照明をあてる。
じっさいにどう動くか分からないから予測をつけて仕込んでいく。
ロクディムも実際にどんな照明があるのか把握しつつ、イメージをふくらませる。
そんな作業が本番前にあります。

大きなホールで自由に即興するロクディムに山口明子さんの照明があたり、音響の永田マミ氏が最高のタイミングで出囃子を入れて、劇中では即興ピアノのコニタンがロクディムの世界観を拡張させるような音を奏でる。

ステージの裏ではこの日のためにたくさん考えて準備してくださったスタッフがいる。舞台監督の横山さん、武井さん、音響の吉本さん、ホールスタッフの皆さんたちの力がなくしてはここでのライブはありえない。

そんな超贅沢な空間の中で、ロクディムが最高の阿吽の呼吸による芝居と、とんでもないミスコミュニケーション(きっと年々すごくなっているw)を繰り広げるってものすごくリッチで面白いなぁと改めて思いました。

ホールでやることの難しさと面白さ

インプロは演者の息遣いが聞こえるくらいの至近距離でみるのが面白い。
大きな会場だと声が息遣いが聞こえない、表情が見えづらい、声が届きづらい。
だから多くても200人くらいが限界なのでは?
そういう意見も多くあるし、深く頷ける。

ただロクディムは気がつけばホールで公演する機会がとても多い団体になりました。

一番最初は「ロクディムをここで観たいんです」というたった一人の声から始まりました。(※その声を引き上げた大分ホルトホールの懐の深さもすごい)

そこからたくさん試行錯誤していきます。

もちろん至近距離の即興ライブは最高に良いです。

でも

こんな素敵なホールでやるからこそ「見に行ってみようか」と思ってくださった方が間違いなくいると思うんです。
そしてこんな素敵な舞台空間だからこそ届けられるものがあると思うんです。

「また来年も来てよ!」
「感動しました。ここからまた頑張っていこうと思います」
「想像よりはるかに面白かった!」

終演後の皆さんの声を聞いて強く思いました。

大きな会場でのロクディムのライブは、アリです。

来年はあるのかどうか?コントロールできないことは考えても仕方ない。
ただ、僕たちができることをまた一つ一つやるだけです。
また佐伯で「この瞬間を一緒に笑おう」体験ができますように。

関わってくださったすべての方とロクディムのライブを楽しみにホールに足を運んでくれた皆さまに感謝します。
ありがとうございました!

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