【インド旅行記】シルディ・サイババに逢いに行く〜27〜「インドの最後の夜の最後の出来事」

インド旅行記。コロナ時代になって変化激しく、なかなか書けなかった(速攻で言い訳をぶちこむ)
もうずいぶん久しぶりになってしまったけど、終わりまで書くよ!っていう気持ちは変わらず。なので久しぶりにいきます!
「え・・・インド旅行記って終わってなかったっけ・・?あれ?なんだっけ?」ってなったあなた!
ワタリもそうだったよ!前回までの物語を読み直したい人は「インド旅行記」をクリックしてね。

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長い振り返りが終わり、部屋に戻る。
明日は日本に帰る。帰り支度で、奈良さんの荷物をFくんに預ける段取りになっていたので、シャワーを浴びたかったけど、奈良さんを待つ。

それぞれのベッドの上でFくんとこれまでの旅の話に夢中になる。
しばらくして「コンコン」と音がした。
2人ともガバって起きて、ドアをあける。

誰もいない。
もうビビる。
なんだよ~ってなりながらもまたベッドへ。
そのあとすぐにまた、さっきよりもハッキリとしたノック。
おそるおそるドアを開ける。奈良さんだ。
さっきもノックがしたけど誰もいなかったことを奈良さんにいうと

「ババじゃね」という。

もうこの「ババじゃね」ということになんの違和感もなくなっていた。
もうそうだよ。ババだよっていう感覚。そっちのほうが自然と感じるのってすごいよね。

荷物を受け取って奈良さんにおやすみをいう。

その後、ワタリはいったん1階のトイレにいった。※ナイーブな2人は部屋のトイレはもう使わないことが暗黙の了解になっている
エレベーターに乗り、4階から1階に降りて、ロビーを通過してトイレ。
夜中だから誰もいない。静かだ。

トイレを終えて、再びエレベーターにのる。ドアが閉まり、エレベーターが上に向かって動き出す。

その時だった。

ガウン!

真っ暗になる。
停電だ。
エレベーターが途中でとまった。

怖いんだけど「っもう・・ババー!」と声を出していってる自分に笑いそうになる。
そうこういうのも自然に「ババだ」って思う。
さてどうするか?と思うのとほぼ同時にエレベーターにつけられている電話が鳴る。ランプがついているからそこに電話があることがわかった。

電話をとる。

受話器のむこうで英語でなにかいっている。
聞き取ろうとしたら、いきなりドアがあいた。
まだ真っ暗な中でゆっくりとドアがあいた。
これはなかなかの恐怖だった。
まだ受話器のむこうの人が何か言ってる途中でドアがあくって!
勝手にエレベーターが意思をもってドアをあけたような感覚だった。
ドア向こうも暗闇。
え?出ていいの?
行ったらいかん気がした。
だって階と階の間だったらもう怖いじゃん。
でも・・・出たほうがいいのか?なんて思ったらまたドアはゆっくりと閉まっていった。

「なんだよ~」なんて思っていたら受話器の向こうで
「アーユーオーケー?」と聞こえた。

ワタリ「オーケー」と答える。向こうがまた英語で
「上に行きたいの?下に行きたいの?」と聞いてきている。
ワタリ「上にいきたい」
「OK」

そしたら電気がついた。
エレベーターは何も動かず、ただドアがあいた。
そしたらそこは目的の4階だった。

安心しながらエレベーターを出て、部屋まで歩いている間にハッとした。
これはもうメッセージだと。

暗闇の中「どっちにいきたい」と言われた。
ワタリは「上にいきたい」と望み、言葉にした。
「OK」
そこはもう目的の4階だった。

それは
上にいくのも下にいくのも自由。
で、上に行きたいと望んだ。
そしたら実はもう4階。
臨んだものはもうそこにあった。ということ。

これはババやな~と。

部屋にもどると「こわかった~」と停電にびっくりしてるFくんがいた。
それにさらに安心して、さっきの話をする。
シャワーを浴びて明日の支度して寝た。
長い長いそしてギリギリまで濃厚な最後の1日が終わった。

いよいよインドを旅立ちます。インド旅行記もあと1回か2回で終わります!うん!まだあるのよw

Photo by Jason Dent on Unsplash

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