【インド旅行記】シルディ・サイババに逢いにいく〜15〜ショッキングな出来事

その記事は渡猛がシルディ・サイババに逢うべくシルディ村にいったインド旅行記を綴っております。
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【インド旅行記】シルディ・サイババに逢いにいく

ランチをして店を出る。

お腹いっぱいになったね〜。

なんていいながら、またホテルへ戻る。

その帰り道。

いつも列になって帰っているのだけど、少しホテルまでの道にも慣れてきたのもあったのか、列は間隔が空いて、皆2人だった3人だったりのグループだったり、1人だったりで、思い思いに歩いていた。

ワタリはその時1人だった記憶がある。

後ろで

「どしゃ」

という音がした。

振り返るとSさんがうつ伏せ状態で倒れていた。

え?

まず理解ができなかった。

とくに段差があるところでもなかった。

熱中症になるほどの暑さでもなかった。

ただ、Sさんが倒れている事実。

「大丈夫ですか?」

と近寄って声をかける。

返事がない。

少しだけ動きがある。呼吸をしている。

肩にかけていた白い服に血がついている。

「奈良さん!」

とワタリが声を出す。

すごいスピードで奈良さんがくる。

そのころSさんから声が聞こえた。

「い・・いたい」

奈良さんが何か声をかけていた。

それに反応するようにSさんも話す。

「歯が・・歯がとれた」

どうやら治療していた歯が取れたよう。

受け身をとらずにそのまま倒れてしまったようだった。

案内のデニッシュさんがトゥクトゥクをつかまえて、Sさんと奈良さんと数名がのって、先にホテルまでいく。

他の皆は、あまりにも突然のことでショックを受けていたり、心配をしていたり色々想いを抱えながらホテルに。

ホテルについた時にはSさんを病院につれていくという話になっていた。

シルディ・サイババの病院があるという。

元看護師でもあるAさんがいて他の皆が心配しないように平気な顔をしてくれていることに安心したり、

MさんがSさんを親身になってケアしていたりするのが記憶にある。

皆はホテルでいったん休憩をすることになった。

このとき、ワタリはちょっとショックを和らげようとしたんでしょうか。

部屋に帰ってから、休まず。

Fくんと買ってきた服を見せあって、着てみたりして

そこから

静かに

聖者ごっこをはじめました。

撮った写真を見せるとFくんが

「・・めっちゃいいですね」

とジョイン。

2人で部屋で撮影会。

さらに盛り上がり、部屋を出て、

ホテルの庭で撮影会。

こんなん絶対にババ怒るやろ。

そんなことを思いながら、でももう止められなかった。

さて

ここから少し記憶が曖昧になっています。

このあと、奈良さんとかも来て、庭で身体を動かすヨガをやって、ホテルに宿泊しているであろういろんな人たちも参加してきて、ちょっとしたお祭り騒ぎになったり、かと思えば、雨がふってきて、ホテルのロビーでまったりしたりした記憶がうっすらあります。

Sさんはシルディ・サイババの病院で治療がおわって帰ってきました。

なんと無料だったそう。

傷口を消毒して化膿しないようにして、取れた歯は日本で治すということ。

下手したら帰国しないとダメな状態だったけど、最悪な状況はなくなったので安心。

この日の振り返りでは、怪我をしたことにも意味があるという話がでた。

Sさんの怪我によって近しい人が助かったという話がでた。

その話でSさんが深くうなずいていたり、涙していたりすることでワタリは「そうなんだな・・全部に意味があるんだな」と納得していた。

またこういうことがあってか、皆の振り返りの「濃度」みたいなものもあがっていて、1人1人の身におきたことや、感じたことが、その人のとっても大事な部分に触れている話が多かった。

とっても長い1日が終わります。

シルディ村にきてまだ2日目という。

「あぁ、精神と時の部屋ってここだったんだ(知らない人はドラゴンボール読んでね)」と思いました。


ワタリ

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