チケット1,000枚売るまで別府でのライブをやめない「ワタリやめま1000」が今年もはじまった。

「忘れたくないから日記みたいに書く別府旅」

2024年9月16日(月)。

11時過ぎに大分空港に到着するには朝6:20に起きないといけないことを肝に銘じよう。
2日連続の6時台起きで多少寝不足気味の中、羽田へ。
東京もまだまだ暑い。なにより湿気がひどい。
家を出て数分後に三脚を忘れたことに気づくがもう仕方ない。
別府旅は他の旅と違う。
大量のチラシとチケットをもっていく。
さらにカメラやPC機材をもっていくとなるとそれだけで荷物がパンパン。

衣類は4日分にした。しかしあっという間に汗だくだから途中で着替えると2日分しかない。

だから三脚を忘れたことに気付いた瞬間ももうこれ以上何かをプラスで持ちたくない気持ちが勝ち「良い、良い。なかったらなかったでなんとかするし」と自分に言う。

羽田空港はスムーズに入れた。
空港で写真を取り、Xに「これから別府にまいります」とポスト。
そしたら別府で知り合ったアスカさんが「今日鉄輪(かんなわ)でイベントありますよ。行くと良いかも」とメッセージがきた。こういう情報が本当に有り難い。

大分空港にてえりさとつるともちゃんが迎えにきてくれた。
えりさは2022年の「ロクディムにわか」の発起人。
つるともちゃんは、ロクディムがホール公演をする道を切り開いた開拓者。
ロクディムにとってもワタリにとってもものすごい大事な人たち。
この2人が仲良くなり「今日遊ぶ予定だったからワタリさん来るんだったら迎えにいって一緒にランチでも食べよう」という流れになって迎えにきてくれた。
通常でもものすごく嬉しい素敵な提案。
しかし今回は、「一週間とにかく人にあって想いを伝えてチラシを渡し、チケットを買ってもらう」という時代を逆行する武者修行のような旅だから余計に沁みるほど嬉しかった。

車で別府まで小一時間で到着。
2022年にも「ロクディムにわか」のチラシをわたしに行った北インドカレー料理の「Norary-Crary(のらりくらり)」へ。
店主の水口さんは見た目がいかつい。
2022年のときもドキドキしながらチラシをわたした。
そのときは「君か〜1000枚売らないと帰れないって人は・・無謀なことを・・」
と呆れながらも「チラシ置いてって。応援してるよ」と言ってくれたことが嬉しかった。
去年の広報旅では行けずだったからお会いするのは2年ぶり。
今回はちょんまげにもしてないから覚えているわけがないと思い、普通にはいってカリー(カレーとは言わないルール)を注文して食べていたら

「また来てくれたんだね」

と言葉をかけてくれた。

「え?!覚えてくださったんですか!」というと
「美人と男前はね・・覚えられないんだよ」と言う。

「えっと・・・後半聞き間違えたかな?」とか冗談を言いつつもその後に水口さんが
「表情とか仕草が特徴があるってアーティストにとって大事だよね。その人そのものみたいな。だから君は覚えてるよ。ワタリくんだろ」とさらに名前まで口にしてくれたことに驚きを通りこして感動した。

またチラシを置かせてもらった。

もう濃い。別府もう、濃い〜!

えりさとはここでお別れ。
そのあとはつるともちゃんと一緒に行動。
別府の一休さんこと花田さんにもすぐに会えた。
花田さんが「今日鉄輪でイベントありますよ」と教えてくれて

「そうそう!今日行こうと思ってたんですよ」
「あ、僕も行くんでじゃあ夜にまた会いましょう」

という流れが起きる。

道中にブルーバード会館。ここにチラシが飾られる日が来月くる。

別府駅観光案内所「WANDER COMPASS BEPPU(ワンダーコンパス別府)」に行くとちょうど今年のアートマンスで開催するイベントコーナーがあって、そこにチラシを置かせてもらった。
そこでも「なに?即興?抱腹絶倒?ほんとに?へぇ〜面白そう!」とか話す。
会話の距離がいつもよりも20センチくらい近い。

ベップロの事務所にも行く。祝日で人は少なかったけど取り次いでくれて色々お話できた。「また今年もやってくれることが嬉しいです」とまた嬉しい言葉をもらった。

夕方になり、鉄輪へ。
まずは2022年、カタヨセヒロシとライブをさせてもらった「別府鉄輪温泉ひろみや」へ。
女将のみほさんとも再会できた。
そしてそこに偶然いたのがカメラマンの東京神父さんとルカさん。

ちょうどルカさんが帰るところだったらしく、みほさんに別府駅まで送ってもらう流れだったけど、みほさんがチェックインにきた人の対応に忙しいのをみてつるともちゃんが「わたし、別府駅まで送りますよ」ということでつるともちゃんとはここでお別れ。


しかし、4分前に会った人を別府駅まで送るという流れになるなんて誰も想像できない。なんだろう?この展開。

ルカさんと東京神父さんの別れ際があまりに美しくて思わず写真を撮った。
ふだん撮る側にいる東京神父さんがえらく写真を喜んでくれた。
被写体が良すぎる。

そのあと東京神父さんとワタリが同じ年だということが分かったり、
真剣に「僕はおっぱいが好きで」という話からもっと自分の好きなことを好きといえる世の中の話をしたりしてより意気投合する。
神父さんはそのあとの蒸し湯の前で開催されるイベントを撮影することになっていた。
羽田空港でアスカさんが送ってくれた情報で、「行こう」となって、そこで東京神父さんに出会うっていう流れがまさに「別府」なんだろう。

イベントは「月イチ開催湯けむりBAR 風呂本商店」。
美味しいお酒と野菜が堪能できる。


アスカさんとも会えたし、花田さんもきたし、そこからまたたくさんの人を繋いでもらった。
夜も更けてイベントも終わり、みほさんが車で別府駅のほうまで、花田さん、神父さん、ワタリを送ってくれる流れに。(※いや、約束していたのは花田さんだけでワタリと神父さんはその流れに甘えさせてもらった)

出る直前にまた観光協会の方でインスタめっちゃ頑張ってる人と出逢い、みんな「BEPPU」Tシャツ来てるから写真を撮ろう!ってことに。

みほさんに別府駅まで送ってもらい、宿に帰える前にコンビニに行こうとしたら偶然に去年の別府アートマンスで大変お世話になった竹平さんと出逢う。

「また別府に来てくれて嬉しいです。そしてコンビニの中に勝さんがいますよw」とこれまた去年出会った画家の勝さんとも会えた。

ねぇ、もう1週間分じゃない?

って感じるほど濃厚な初日でした。
今日は少し整えるw
すでに洗濯もしたい。

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