こんにちは。即興遊戯者・ワタリです。(@watari_bouya)
都内で定期開催しているワタリの即興ワークショップ「ワタリーショップ」の日記第2弾です。
前回の#001はこちら
いきなり起きた奇跡
伝え辛くとも、言葉に。写真に。綴っていこう。
と決めて、#001の記事を書いてブログにアップして2時間後。
ワークショップに行ったら、参加者の1人が神妙な顔でワタリのこう言いました。
「ワタリさん。。なんか、外に、男の人が立っていて『ワタリさんに逢いたい』って言ってるんですけど、、」
めっちゃ怖いじゃん。
男性でも女性でも、神妙な顔で言われたらもう怖さ倍増です。
「やだなやだな〜ドア開けたらスーッて人が立ってる。。あぁ、、いるなと思った」
心の中の稲川淳二が話し始めます。
咄嗟に「ここの会場の人が何か注意事項伝え忘れたのかな?」くらいに全力で解釈するワタリがいました。
ワタリ「。。。え?おじさんだった?」
「いえ、若い感じだったと思うんですけど、、」
ワタリ「え〜若い??なんだろう??」
「なんか、顔が、、ワタリさん系の顔で、、似てて、、」
ドッペル??ドッペルゲンガー???
そう思ったら余計に行けない。ワタリの孫が未来からやってきて何かを伝えにきたのかもしれない。
そんなドラえもん的な発想の後、
「暗いからね。会場のおじさんも暗かったら若く見えるのかもね」という事実湾曲思考へ。
人は見たいものしか見ない。
#001で言ってたことを地で行きました。
もうワークが始まっていたし、ワークを中断して行くのもな〜というのもあり、全力で外
に行かない方向へ舵を切り、一旦忘却の彼方へ。
1時間後の休憩時間。
「ワタリさん、、たぶん待ってると思うんですよ」
と言われ、思い出し、恐る恐る外に出てみると。
1人の男が立っていた。
25歳。いても立ってもいられずに来た男
立っていた彼は、ワタリを見ると恐縮しきりな雰囲気で、「ワークの途中で大変申し訳ない」ということを伝えつつ、話し始めてくれた。
「自分もインプロをやっていること」
「ワタリさんのブログを読んで居ても立ってもいられなくなりそのままの足で来たこと」
「できたら、今日見学でも良いので参加したいこと」
ドッペルゲンガーじゃなかった!
むしろ、なんて嬉しい来訪なんだろうと。
その後は皆に紹介し、彼もワークに参加。
彼の想いも手伝ってか、より暖かい空間になり
その空間の中で、皆で「遊び心」をもって先が分からない冒険に出る。
その結果、
いつの間にか「遊び」じゃなく他の何か(シーンをする。演技をすることに囚われたり、ちゃんとこの場にいること自体が目的となっていたり)にすり替わっていて、やり取り自体を楽しむことができず悔しい想いをしたり、また、咄嗟に思わず出た言葉が可笑しすぎて皆でしばらく笑ったり。
ただ楽しい可笑しい安心だけじゃない。時に自分の認められない部分、見たくない部分も出てくる。それを参加してる人それぞれがそれぞれのタイミングで見たり見なかったり、見たけど「うわー」ってなったり、見て受け入れて進んでいったり。
そういう場で、皆が真剣になったり、ワイワイしている。笑いあっている。
その1つ1つが、その全部が、実に嬉しく楽しく有り難い。
サプライズもあり、とても良い時間となりました。
伝わり辛いという認識や囚われを、少しずつ剥がしていく。
少しでも、1人でも、こうやって心動き、行動になり、出逢える人がいる。
「伝わりづらい」にフォーカスするのではなく、これは「きっと誰かに届くよ」にフォーカスする。
同じことを見ていたとしても、見る人のフォーカスで想いが、感情が、行動が、変わる。
そっちをフォーカスすることって、とても「良い感じ」だ。
そんな経験に感謝。
ほなー。
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