「失敗しても良いんだ!」京都の学生たちと見つけた、人生を“本気で遊ぶ”ためのヒント

皆さんは「Life is‥」と聞かれたらその後に続く言葉って何が入りますか?
ワタリは「Life is Play!!」そう、人生は遊びだ!と答えます。

「この世に遊びにきてるんだ」という、なぜか確信めいた感覚があるのはいつからだろうか?
なんの疑いもなく「うん!そうだよね!」って言える感じはなんなんだろう。

でもこの「遊び」っていうイメージはかなり広くて、ときには悪いイメージを持たれることも。
ここで言う遊びとは、ダラダラ、ヘラヘラ、テキトーっていうことではなく。

子どもが全力で遊んでる。あれです。あの集中力、無我夢中感。

ワタリがやっているのは即興芝居。お芝居は英語で「Play=遊び」。
それを即興でやってるわけですから、まさに人生と同じ。
だから「人生は遊ぶこと」っていう感覚がしみ付いているのかもしれません。

自分の中に起きること、嬉しいも楽しいも悔しいも悲しいも、すべて大事な要素。
この地球に生まれただけでも奇跡なんだから、目一杯楽しも!

そう思っております。

じゃあ遊んでいない状態はなにか?って言うと、インプロ的には「前に進んでいない」状態のことだと思います。

前に進んでいないというのは、未知なる未来に向かって進むことに対して臆病になってNOということ。(勇気あるNOとは別)
ネガティブで身を守って、チャレンジしないこと。不満だらけの現状なのに、慣れてるってだけで変化させず維持すること。
変わりたいけど変われない。言い訳のような理由はたくさん生み出せるエキスパートになる。
それが遊んでいないという状態だと思っています。

ワタリがおすすめする「遊ぶ」は
したいことを見つけて、それに向かって進む。
それはもう冒険です。
冒険には危険はつきものです。
だからこそワクワクする。命が輝く。
それを楽しむこと。
それが遊ぶっていうこと。

ドラクエで言えば、勇者も遊び人も魔法使いも、ワタリからしたら「即興遊戯者」です。(※なぜドラクエで例えた?)

人間死ぬときが一番金持ちといいます。

なにかあったときのために蓄えておかないと。。
そう思ったまま、そのなにかあったが起きずに蓄えたまま地球をバイバイすることが多いというのです。

「あぁ、あれしたかったなぁ・・もっと人生を遊んでおけば良かったなぁ」

という想いを残してこの世をバイバイする。それもその人の人生かもしれない。
ダメじゃない。
でもワタリはもったいないって思っています。
人生は自分で選べるよ。ちょっと勇気が必要かもしれないけど。
遊ぶためにこの世に残っているんだよ。

と・は・い・え!

いきなりなんの準備もせずに、なんの練習もせずに、街を出て、冒険にいく。
それを推奨しているわけではございません。
何事も練習が必要。
自転車だって、乗ったことがないのにいきなり目的地決めて進ませる?危ない危ない!100%たどり着けない。

インプロはその練習にもってこいのツールだと思っています。
即興で自分を動かしてみる。思考も身体も感情も使います。
安心安全な環境で、たくさん遊ばせてみる。
そうしていく中で、自分という乗り物(本質)を理解していって
いよいよ冒険にでかける。

どんな人生をつくっていくのか?
誰と何してどこまでいくのか?
自分で選べるんだよ。

そんなこと言う人って近くにいますか?
ワタリは言っていこうと思います。ひたすらに!

「あーあの天パの人・・ずっと言ってたなぁ・・そうか、もっと遊んでも良いのか・・!」となればいいな。

さて、最後は今日こんなブログを書いた理由をば少し。

ワタリが非常勤で12年ほどコミュニケーション授業をやっている京都精華大学の今期の授業が終わりました。
「ワタリのデジタル名刺教壇のところに置いておくからね!一人はタッチしてね!誰もいないと悲しいから!w」と言ったら、たくさんの学生がわらわらと集まってデジタル名刺にタッチしてくれました。

ある学生はワタリのもと駆け寄って「失敗しても良いんだって思えました!ありがとうございました!」と涙ながらに伝えてくれました。動いて良いんだ!失敗しても良いんだ!って思えたからチャレンジできたという。

今期は授業が終わったあと、たくさんの生徒が相談にきてくれました。
小学生のときに、皆の前で発言して、「変なの!」と言われて傷ついた人、人から嫌われたくなくて自分を犠牲にしている人、手が震えてしまってどうしたら良いか悩んでいる人。
みんなどこかで傷ついた経験があって、それをなんとかしたくてこの授業を選択しておりました。

「変なの!って今言うやつがいたら、そんなやつのことなんかに一切耳を貸さなくていい。自分で勇気もってチャレンジしたことを目一杯大事にしてやりね」
「自分を犠牲にしないこと。100人友達作れなくていいよ。ちゃんと断ることも大事」
「手なんて震わせておき!『見てください!こんなに震えています!』って見せたっていいよ。 意識したところに緊張が走る。じゃあどこに意識をもっていけばを工夫するってことと、やり続けたら大丈夫。そしてそれよりも目的。伝えたいことが伝われば良い」

ひとりひとりに時間の許す限り向かい合う。大学でワタリがやってる醍醐味でもある。

時代は「多様性」と謳うけども、対面で人とがっつりと関わることは少なくなっているように思います。
多様性なのに無菌状態。
その少ない中で、数回傷ついた経験が深く残り続けてしまうのかもしれません。

彼女たちの人生が「人生は怖いもの」になり、選択せずに流されるだけ、という状態にならず、
「面白いからもっとやってやる!」と選択し続ける人生になったらいいなと思ったんです。ワタリのエゴだけどね。
彼女たちがもっと人生を遊戯できますように。少しでもチカラになれたら嬉しいなと思ってます。

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