叱る人は必要だ。と思えるようになった。

先日は「超!少人数!即興表現WS」だった。

「少人数でやる!これに興味ある人いるかい?」とSNSで打診して速攻で連絡くれたのがみくみんやじろうちゃんでした。彼女たちが反応してくれなかったらと考えるとゾッとします。だから本当に有り難い。

感謝の気持ちもあったからか。
昔から知っている彼らだけど、今回ほど突っ込んだことはなかったと思います
今、目の前にいる人間に対して全力で向き合う時間はどのワークショップも同じだけど、少人数だからこそよりその人の深い部分にタッチできる。
また参加する人もそれを求めてくる人が多い。
今回もそうでした。

自分だけの世界にいないで目の前の相手と関係すること。
相手に触れる。響かせる。呼応する。

「そうなれないのはなんで?そう見えないのはなんで?」と深く深く振り返る。

ワーク自体は目新しいワークはない。やったことがあるものばかり。
しかし、本質をついていれば、また精度が細かければ正直そんなに新しいものはいらない。
また新しくても深めることができなければ浅いところでやるだけになってしまうだろう。

余計なものがなく、それぞれの目的に向かうために、いま、自分がどこにいて何をしてて、何を言っているのか?忖度なしに伝え合う3時間になった。

時には厳しい言い方をすることもある。いろんな理由があるだろうけど、相手が靄がかっている時には、柔らかい物言いでは何も届かない。

または、ワタリが相手の言動に反応して強く出ることもある。今回もそんな場面があった。

「仲間同士だと言い切れない部分がある。叱ってくれる人もいない。だから本当に有り難い」という話もでた。

上下関係がなく、皆、同じポジションだからこそ、うまく伝えられないことがある。

それはワタリにとってもよく分かる話だと思っていて。
チームでどう自分が思っていることを伝えるのかはものすごく神経を使う。
「それでも!伝えたい!伝えなきゃ!」と意を決して伝えるから、そしてそのときに膝を突き合わせてくれる仲間だからチームは強くなっていくんだけど、これはものすごく大変なことだと思う。
また、叱る人については、経験者になればなるほど年齢を重ねれば重ねるほど、そういう人がいなくなる。

ワタリも即興の世界においてそういうポジションの人がいない。
このままではたかが知れている。そんな危機感を抱いたことがあって、外の世界でそういう師を求めた。日野晃先生に叱ってもらったことや、正面から向き合ってもらったことは本当に有り難い経験だ。

そういう「先生」と呼べる人がいるから、またその人といた経験があるから、忖度なく目の前の人にたいして真摯に向き合えてきていると感じる。

僕たちはお互いまだまだ伸び代だらけ。もっともっと活き活きと生きられる。実に嬉しい時間となりました。

またインプロバイザーや俳優はたくさん感情を表現する。
未知なる世界に自らの意思で飛び込む。
だから使うエネルギーはとんでもない。

そのぶん、自分をメンテナンスすること。身体をマネージメントすることがめっちゃくちゃに大事になってくる。
歳を取れば取るほどにそれが必要になる。

日々のストレッチや筋トレはもちろんのこと、瞑想やヨガも大事。
ワタリは最近、四十肩になったから、とくに身体に対して意識するようになったよ。ありがとう。四十肩。

そんなこんなでカロリー高いワークショップが終了。

「うわ〜楽しかったな〜ものすごく濃厚だったな〜!」とワークショップハイみたいな状態のまま電車に乗って思い出す。

「あ、そうだ。自転車パンクしてたんだ」

ワークショップ会場にいく途中でワタリのチャリがパンク。
途中で電車に切り替えた。
ダイソーで修理キットを買って

初めて自宅のマンションの前でなく、ふっつーの道端で自転車修理したよ。
まさかあんな人間同士の濃厚な時間を過ごしたあとに自転車修理することになるとはなぁ。人生は面白い。

無事に自転車で家に帰れましたとさ。おしまい。

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