先日のロクディム大崎ワークショップで、2人1組になって「連想ゲーム」をしました。
大崎ワークショップ&ライブについては「ワタリの雑談」にて書きました!
皆、それぞれ親子でペアになる組がほとんどですが、ワタリのところにママさんがきて「娘が他の人と組んだので、一緒に連想してもらえますか〜」ときてくれた。
即興をやったことも観たこともない中で、興味があって参加されたそう。
ドキドキしつつも楽しむ!という素敵な空気が彼女から出ていました。
で、一緒に連想をしていく中で、ママさんが「ミミズ」と言ったことにワタリが「太陽」と返したことが相当にびっくりしたことを終わってシェアしてくれました。
ママさん「なんで『ミミズ』から『太陽』に??」
ワタリ「ミミズと言われてワタリはアスファルトで干からびているミミズのイメージが出たんですね。だから太陽でした」
ママさん「あ〜そういうことなんですね!私は畑をやっているから『ミミズ』といえばもっとジメジメしたりヌメヌメしたりするイメージだったから!あ〜なるほど。全然違うんですね。家族だけとかじゃなく、こうやってまったく違う環境の人とやったらまた全然ちがって・・そしたら自分の感覚も違って面白かった!違う自分が出てきますね〜」
という感想をもったことが素敵だなぁと感じました。
人それぞれ、まったく違う感覚や歴史をもっている。
その違う感覚を面白がるか、違うからと遠ざけたり、排除したりするか。
即興はその違いを楽しむ。関わり、面白がり、笑い合う。
それは違う側面の自分との出逢いだったりする。その自分と関わり、楽しみ、一緒に笑うこと。そんなことができたらなんて平和なんだって思います。
昨日の東京定期ワークショップも、その『感覚や発想の違い』と、『それぞれに経験してきた過去』を使って物語をつくっていきました。
自分の真実を使っていく。
その時の演者の声の響きや、今ここにいる感覚が全然違ってみえます。
シリアスになることが多いし、それも良いんだけど、
この感覚は即興でコメディする時にも必要な感覚なんだよなぁと改めて。
共通するのは自分が自分に「根付いて」いるのか。
自分と根付いて繋がっている状態でないとただペラペラしてしまう。
だから、まずこの状態を体験すること。
自らコメディ、喜劇をしていくことはまずこの「根付く」が理解し体現していないと、ただ面白げな人にしかならないと改めて思いました。
またシリアスから不意に大笑いに転じることもあって、喜劇と悲劇は紙一重なことも実感できたワークショップになりました。
そして昨日のワークショップは、今週から始まる「即興×映画」ワークショップにもそうとうに通じるものでした。
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