オープンワークを入れたら5日間稽古する時間がありました。
とはいえ時間に余裕があったか?と言われたら全然です。
まぁ~やることは無限にあります。
今回も「何をどこまでやれるのか?」参加するメンバーを見つつ、ワークの内容を決めていきました。鼻血がでるくらい、時々憂鬱になるくらい悩みつつw




自分のやりたいことや妄想に囚われず、共演者といまこの瞬間に起きていることを使って遊ぶ。言葉にするとなんとも綺麗事な響きのするこれがどれだけ難しいか。
自分の頭の中でいろんなことをジャッジして「あり」「なし」を決めていたり「うまくやりたい私」でいる以上、相手に触れることはできない。その難しさを体験してもらいました。ここはワタリもこだわったところ。(※じゃないとワタリとアシスタントの永田マミが来ている意味がない)
ゆえに、生易しくない、楽じゃない。時にどんよりとした空気になることも。
でもその空気を突破することができたのはこの公演を自分で「やりたい」と熱をもって手を上げたメンバーだったからだと思います。
ただただ受け身で、与えられた場所であぐらをかいて、こなしていくのではなく、自分で考え、起きていることを自分の言葉で共有し、良いも悪いもさらしていく。
「ステージに飛び込むために」
自分からオープンになって関わっていく。助け合っていく。プロでも熱がない人には絶対にできないことです。
いま自分に起きている感情や思考を隠さずに、その瞬間に表現していく。
やるたびに「できない自分」に直面する。でも折れずにまた飛び込んでいく。
そんな時間の集大成がライブです。

皆がチャレンジしてサポートしあってという瞬間がいくつもあったと思います。
ずっとコーチをしていたワタリはプレイヤーで遊ぶのが楽しすぎて勝手な瞬間もあった気がしますw
あっという間の1時間強。


数年ぶりのシーソーズの公演だったにも関わらず、コロナ以前と変わらず駆けつけてくれた皆さまとの再会が本当に嬉しかったし、初めてみた人の「楽しかった!」「ステージにいきたかった!」という声が聞けたのも嬉しかった!
主宰の仙石桂子氏がカーテンコールで言った「シーソーズはまた改めてスタートします」に拍手。
プロも学生も市民もいるシーソーズだからこそできる即興があるなぁと改めて感じました。
せんちゃん、今回もありがとう!また参加したい!

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