【映画感想記】「孤狼の血」鑑賞

今回もネタバレありの記事でございます。
ネタバレ良いよ!の方はどうぞ読んでください。
ネタバレ超きらい!の人はどうぞ華麗なるスルーを!

もうバカみたいな感想しか出ないからそうそうに言い訳したい自分がいるんだが、書くぞ。バカなら書かなきゃバカなままだからな。(※もう誰にむかって言ってるんだ?)
あと、本当に観た映画を忘れる。
「え・・・・?それ・・・・ワタリ観たことある?本当に??」
っていうことが多々ある。
だから忘備録的にも書いておこう。

また役者名言う時に「さん」をつけず呼び捨てにします。
雑な感じで呼び捨てにしてるわけでもなく、かといって「さん」つけるのも「知り合いか!」って感じもするなぁ・・と悩んだ結果「呼び捨てにする」と先に言うシステムを編み出した。

では感想。
箇条書き的スタイルで綴っていきます。

とかくまぁ役所広司のすごさですよ。
冒頭から「あ、刑事なのね?ヤクザにしか見えんやん」というツッコんでしまう。こういう映画みると刑事もヤクザも一緒に見えてくるという、ね。
「素晴らしき世界」でもそうだけど、いつからあんなにパワフルになったんだろうか?いや昔からだわ。「うなぎ」また観たくなったわ。
ただの豪放磊落なキャラクターでなく「進まないと死んでしまう」という世界に生きている男。もう止まることができなくなった。選択肢がない状況を理解し覚悟し進んでいる人間。ちゃんと不安も内包しているのがにじみ出ているからこそ、深みのある人間に感じる。

銭湯帰りの桶持った女子はエロティシズムがちょうど3倍になるんだと知った。(※超個人的なワタリ調べ)
雨で濡れた服を着替えるアパートのシーンなど、エロティシズム溢れる演出も良い。実に。だから阿部純子も気になる女優さんになりました。

タバコと酒やりたくなる。
あんなに飲んだらずっと夢みてるような世界なんじゃないか?って思う。
タバコのあのチリチリと紙が焼ける音と、ため息と同時に出てくる煙の感じが好きだったなぁとか思い出す。

松坂桃李もいい俳優。
小細工せず全力で臨んでいる感。

江口洋介の色気。刀持たせたくなるよ。
トイレのシーンはもう江口洋介のPV。色気満載。

勝矢さん。(※ここは恐れ多くも知っている仲なので「さん」つけさせていただきます)
アクトリーグ時代、本当にこの人と即興でやりあっていたのか?って思うほどに強面(こわもて)。好きな先輩が活躍しているのが嬉しい。めっちゃおっぱい揉んでたなぁ。

真木よう子の「殺したのは私」と告げるシーン。
なぜか黒澤明の「赤ひげ」の風鈴がチリンチリンいうシーンを思い出した。あぁまた赤ひげも観たい。
雑踏の中で音が消えていって、大事なセリフのみ聞こえてくる。
そのときの緊張感が似ていたのかもしれない。

大上(役所広司)が殺されたあと、日岡(松坂桃李)は自分が書いた報告書を見たら、大上からのダメ出しが書き殴られているシーン。
「ほんまに広大出たんか?!」
「お前の目は節穴か!」
などバシバシ書かれていることも、最後に「ようやった!褒めちゃろう」と書かれていることも含めて、ものすごい愛情を感じて涙。
ここで残されたハイライトが入ってくるのもいいのよね。
これがNEXT ONEとかマルボロメンソールライトだとしっくりこないのよ。ハイライトなんよ。

綺麗事じゃない。でもなんとかカタギの人たちを守ると決めた男の人生。
激アツでした。

去年の広島での即興LIVEのときに「孤狼の血」出たなぁ。
「コロウ」すら読めなかった自分を恥じます。
知識勝負ではやっていないけど、知っていたらできることもたくさんある。
また知ることができる環境であれば、知っておいたほうが良い。
自分がどこで、なんのために即興するのか。
やれることはやっておきたいなと褌を締める。褌はたまにしか履かないけど(※たまにでも履くんかい)

改めて脂ギトギトのカロリー高い映画、好きだわぁ。

写真は:Dの親方の写真をできうる限り「孤狼の血」的にしたもの。
そもそもサングラスじゃないもの。視力回復用のメガネなんだもの。

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