【映画感想記】「ドントルックアップ」鑑賞

今年最初の映画はネットフリックスで観ているからか、つくりなのかドラマを観ている感覚になった。(※ネットフリックスオリジナル作品だから当たり前でもある)

この記事はネタバレも含みますので「ネタをバラす輩は市中引き回し刑!」という方はいますぐにこの記事から離脱ください

彗星が地球に衝突するはなし。
そこでおきる人間の滑稽さや美しさどうしようもなさ。
ラストシーンが本当に衝撃だったラース・フォン・トリアー監督の「マグノリア」を思い出した。しかしこの作品はまた違う味わい。
ディカプリオが「まともな会話がしたい!」と叫ぶ。「話ができない」と。
だからこそ最後の家族の食卓での会話が最高に良い。
極めて普通な会話に終始する。相手に耳を傾けて話ししている。
「ありがとう」「愛してる」「最高に幸せだった」という言葉が出てくる。
なんて平和なんだろうとおもう。でも彗星が衝突する直前のはなし。

惑星が発見されてから衝突するまでの世界が「さすがにそんなにアホか?」と思ったりもする部分もあるけど、それはもしかしたら希望的観測に過ぎないのかもしれない。本当にアホなことばかりが起きているわけだから。
とにかく痛烈に、ストレートに「愚か」を描いてるなぁと感じた。
時々、想像を絶するようなコミュニケーションの程度の低さを体感したときに「こりゃ滅びるで」と冗談でいうときがあるけど、それをしっかりと描いた作品。
あと、ディカプリオ先生は歳をとって太って(役づくりだとおもうけど)も全然かっこいいのが不思議よ。
さぁワタリは今年、観た映画すべてを記事にできるかな?

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