ギリギリの先に、成長がある。マツリライブで起きた「吹かれなかった笛」と、信頼の話。

昨日はマツリライブだった。
いつも7〜8人と大所帯のマツリだけど、今回は4人。毎月開催を2年やっているけどこんなに少ないのは初。
今まで皆勤賞だった永田マミがいない・・。
大黒柱不在みたいな状態に加えて、キャップは同じ日に別のインプロ公演に出演していて仕込み時は3人。
組み合わせとして決してツーカーではない。だから、みんなソワソワして不安顔だったw。
だからこそ。いつもよりも半歩近く、関わっていこう、そんな気持ちにもなったのかもしれない。
いつもスタッフとして駆けつけてくれるべっちんやミホリータがいて、コニタンが入ってきて、そしてキャップがやってきて、どんどんと熱が上がっていく。

結果、お客さんとニュー・サンナイの暖かさもあって、良いライブとなった。
今回マツリを初めて見に来る人も結構いたけど、楽しんでくれたようだ。
振り返りも好評だった。
もちろん細かく言えばキリがない。
でもそれは次の稽古に活かす。
昨日の即興中、山本圭祐がシーンを締めるようなセリフを言ったがワタリが笛を吹かなかった(シーンを終わらせなかった)ところがあった。
それに対して山本が「あれはまだ終わらせられないタイミングだったんだよな。なんかわかる。今回イラッとしなかった。それまでは『ワタリ、笛吹けよ!おれ、もう限界だよ!何も出ないよ!』ってときがあったんだ」って打ち上げが終わって二人で駅に向かって歩いているときに教えてくれた。
過去のイラッとした瞬間がどの時なのか?はわかってないけど、たぶんにあったと思う。
で、ワタリが笛を吹かなかったり吹けなかったりする理由もあったんだろうと想像する。
2つの理由から吹いてないはずだ。
コーチとして、ヤマちゃん!まだいける!もっと踏み込んでみ!とギリギリまでプレイヤーが羽目を外す瞬間にいこうとしてるのが1つ。
もうひとつはディレクターとして、それでは終われない!とかになっている。
もちろんこっちもディレクションがうまく出てこなくて「なにか!?なにかないか!?」と必死になってるケースもある。
どれにしても、お互い、まだ見ぬ1ミリでも成長している自分を見にいこう。ギリギリの先にそんな世界があるはずだから。
そんな気持ちがあって、ギリギリまで笛を吹かないんだ。

で、「おいおい!なんでだよ〜!」みたいな経験をたくさんしたからこそ、今回みたいな「イラッとしなかった」ということが起きたんだと思う。

そういえば、メンバーが今までのライブよりも、ディレクションに対しても瞬時に反応していたり、または「ごめん、どういう意味ですか?」とワタリに確認したりできるようになってきた。

とってもわかりにくいが、積み重ねていることで成長している。間違いなく。

そして、こういう切磋琢磨を一緒に稽古とライブを通してやっていけるのは幸せなことだ。

で、昨日のライブが終わったあと「マツリのお手伝いがしたい」というメールがきた。

これが幸せの連鎖だと思う。

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