「できない」を受け取る者

マツリメンバーの稽古だった。
これがね。実に楽しい。
シーンだけでなく普段の会話からエネルギーを落とさない。(普段の会話が盛り上がりすぎて稽古に入れない)
皆で探究している実感がしっかりとある。
また表現力もあるから指示したことがサッと反映される。
だからこそ積み重ねていける。またうまくできないときも、すぐに実践で、身体でわかろうとする。
そうじゃないと言い訳にも似た時間がただただ流れてしまう。それでわかった気になってしまう。それが、ない。
やはり実践あるのみ。

何かを学ぶとき。なにかを習得したいとき。
「できない」に直面したときにどう受け止めて、次にどう取り組むか?が当たり前だけど、大事だ。
「できない」を受け止められていない人は、「なんでできなかったか?」を言語化するだけになってしまう。分析し喋って、今の自分を正当化する言葉をみつけて、そこで終わる。次に活かすように動いていない。(その自覚すらないのかもしれない)
「できない」を受け止める人は、まず反応する。「悔しい!」と。
で、すぐになにが起きていたのかを見つめて、じゃあ次は・・!とトライする。
マツリメンバーは当然のようにそれができるメンバー。だから場のチカラがすごい。熱気がある。なにより楽しんでいる。
ワタリにとってもこの探究できる場が本当に有り難い。
ワタリが体験したいことがちゃんとできている実感がある。
何より楽しいし、皆の楽しんでいるのがわかる。もちろんそれは「うまくできない!くやしい!」も含めての楽しいだ。
ワタリもプレイヤーとは違うポジション(ディレクション)でチャレンジさせてもらえている。
JAM TARI LABを作ってよかったと心から思う。
また、この探究所をつくったのは「このままでは行きたいところに行けない!」と強く強く思ったからできたわけで、そういう意味ではうまくいかない時間もやっぱり大切なのだ。
だからしんどかった過去にも感謝だ。
いま、しっかりと稽古ができている。これがワークショップなんだと思う。じゃあ普段のワークショップは?とツッコミをいれる。どうして?じゃあどうする?と。
言ったことは自分に返ってくる。ワタリは今のワタリを成立させるために場を作りたいとは思わない。
だからまた工夫し、現場で試す。
その繰り返しでまたワタリーショップも進化する。

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