パラシュート・セッションが終わった。
ベベチオさんは初対面。ギター・ボーカルの早瀬直久さんは川西まで地元が同じという縁。ベースの平良正仁さんの人柄と間の良さがすごい。
人との距離感が近いのか、壁を感じなく、すぐに打ち解けた感が個人的にあった。
リハーサル時、ミュージシャン達はサウンドチェックをする。
原田茶飯事と初めて逢った時、リハーサルでも本気で歌う茶飯事に痺れた。それはナオキさんも同じだった。しっかり歌う。その姿勢や音楽や声に魅了された。
リハーサルの時点で、贅沢な組み合わせと分かる。普通にお客できたいと思えるカード。
ライブの間、ワタリは音と歌詞から喚起されるイメージの中にいる。何の制限もかけずに、そのイメージに身を任せる。
ギリギリまでコントロールを手放す。
自分たちの番になっても茶飯事が何か仕掛けてくるかもしれない。自分を柔らかく居続けさせる。
ベベチオさんも即興が好きだったようで、即興芝居を見るや否や、すぐに乗ってくる。2ターン目にはギターすら置いて芝居に入ってきた。入ってきたというより、一人で芝居し始めたんだからもうビックリだ。芝居でもコラボが始まる。
1部が終わって、楽屋で盛り上がる。
2部はさらに交わる。もはや対バンでなく、4人で創っていく感覚。ベベチオさんの曲の中でも演じていく。
アンコールもあり、最後は茶飯事とベベチオさんの演奏でワタリが歌うという展開に!
有り難いやら申し訳ないやら光栄な気持ちやら歌うことへの自意識やらでパンパン状態でカーテンコール。
LIVE後は「出逢えて良かった」と言葉をかけあう。
「ミュージシャンと即興遊戯者のコラボ」LIVEとしては相当ニッチなところに位置するのかもしれない。
でもそれを面白がって企画にしてくれるタカハシコウキさんに感謝。
「今後はヒトリワタリ単独でもやりたいんですよ!」とコウキさん。ライブハウスでやりたいと思い動いたことが現実になっていく。嬉しい。
LIVEで生きてる共鳴しあえる先輩に出逢う喜び。
また、違うジャンルなれど自分の表現で生きている人達とのステージでも時間は本当に尊い。
ちゃんと出逢って交われる喜びがある。
帰りは茶飯事と渋谷まで一緒。
それぞれの近況を語る。
プライベートでも交流のある茶飯事と気付けば出逢って7年。
短いながらも良い時間。
最高の夜でした。
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