20190429(月)
大阪で初のヒトリワタリ。
実家から移動して谷町九丁目駅に降りて、会場になるライブ喫茶「亀」へ。
スタッフのメグとじゅんじーさんと合流し、担当の加藤さんとも話す。
加藤さんはとっても勘が良い人だった。
ノイズ系の音楽をやっているという。
また「即興って観たことありますか?」ときくと
「ノイズと即興のイベント観たことあります。あんまりいい印象なかったですけど」という。あるある。
テクリハはスムーズだった。
しかし、アンプが古いため音量を出しすぎると音が飛ぶ。アンプに労りの心を。
客席の照明は、つけるたびにつくところが違う。即興的な照明。
ステージは下見に行ったとき、キシミがガタガタだったが、加藤さんが少しクッションを挟んたりして緩和してくれていた。
さらに、じゅんじーさんとメグが頑張ってくれて、いい感じにする。
やればできる。
かなり手作り感のある会場となった。
座席づくり。なんとか31つくる。最終的に34くらいつくれた。
リハの途中でサムちゃんがきた。
くると嬉しくなる人。
「ここらへん何もないですね~一杯飲もうと思ったんですけど」
そういうゆるゆるさが、こういう場だどまた良い。
1時間くらい余裕をもって設営が終わった。
外はぽつりぽつり雨。
コンビニまでいって、おにぎりとどら焼きとコーヒー。
開場まえに、京都精華大学の卒業生がきて差し入れしてくれた。
地元でのそういう繋がりが嬉しい。
開場。
どんどんお客さんが入ってくる。
さすがに緊張が高まる。
前説。
「トイレにまだ人がいるけどやりますね」といって皆が笑う。
話し始める。
どうにも固い自分がいる。
なんだかこの感覚でやるのは久しぶりな感じ。
ステージにたって、なるほど、客席が暗いから、余計に難しいことに気づく。
で、客電をつけてもらう。
お客さんに
「この照明とこの照明どっちがええですか?」
「え?そっちのほうがかっこ良くみえる」
「ほなそうするわ」
そんな感じで作っていく。
最初の説明。
ワタリの言葉が多い。早い。
「今日は早いな~」と自分で言ってる。
軌道に乗れ。
そういう想い。
さぁ、いよいよ始めます!ってなったとき、最前列に座っている女性が「この音楽はずっとかかっていますか?」と言ってきた。
「え?いや、芝居中は止まりますよ」
「難聴で補聴器つけててね・・」
となって決断。
音楽やめましょう。
全編音楽なしでやりましょう。
それを言う時か、後か。
いよいよ本当に身一つだけのライブになったことに、ワクワクし始めた。
観念するしかない。
そのほうが良いと体が言っている感覚だった。
序盤はなかなか軌道に乗れていない感覚もあったが、途中の即興落語からハマっていく。
とにかく全力で身を投じる。
終演後は
「とにかく凄い」「たくさんの人にみてほしい」「役者は皆みるべきだ」
という感想を俳優も含め多くの人からもらった。
ワタリとしても「音響一切なし」の中でのヒトリワタリは、大きな経験となった。
ご来場くださいました皆様。
またスタッフでチカラをかしてくれたメグ、じゅんじーさん。
「亀」の皆さん。
本当にありがとうございました!
ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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