【武道ブログ】できないことで育つもの

武道稽古。

日野先生の見本を見たあと、すぐに2人1組になってひたすらに取り組む。
あいも変わらず、指定された技はなかなかにできない。
しかし、この相手と向き合いつつ試行錯誤する時間がワタリにとっては充実時間。
じっとみていた日野先生が

「こういうのがな、すぐにできるやつもおんねん」
「そうなんですね」
「なんでかわからんけどな、サッてできるねんな」
「いやぁ・・できないですね」
「でもな、できるとアカンねん」
「え?」
「できた!それでしまいやろ」

確かにっておもう。
簡単にできる。
いっけん、良いし、良いな~っておもう。
でも、できる人はそれで終わる。
できないやつは「なぜ?なにがどうやったら?」と試行錯誤する。

「できへんから考えるやろ。それやから育つねん」

まさに。
試行錯誤の果てにできるようになったこと。
「できる」という結果だけでなく、一生懸命試行錯誤すること。
それによって育ついろんなもの。
なにが?どう?と考える力だったり、自分を観ることだったり。相手を感じることだったり。
そう考えると「できない」ことも悪くない。

そんなことを考えていると日野先生が

「まぁでも、できてないと『なにしてんねん!ボケェ!』って言われるねんけどな(笑)」

とにかく今日も一生懸命試行錯誤しながらやるのだ。

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