20190226(火)
この日は、客演で出演する舞台の宣伝撮影があった。
舞台は「聖地ポーカーズ」という団体の「HOPELESS」という作品。
今回は、ロクディムのLIVEを見たプロデューサーの方が声をかけてくれました。
こういうのは新しい出逢いになるし、刺激になるので、とっても嬉しい。
指定の場所へGoogleMap見ながら歩いていく。
早めについた。
ここだ。ここに違いない。
でもまだ早い。
ここは絶妙なタイミングで入るべきだ。
でも絶妙なタイミングって何分前?
指定時間ジャスト?5分前?10分前?
人によって団体によって違うよね。
でも今は20分前。絶対今じゃない。それだけはわかる。
とりあえずコンビニに行って落ち着かせる。
ここは10分〜5分前が良いと勝手に判断。いや、なんかそわそわしてコンビニにいられなかった。
時間がきて、スタジオに向かう。
とあるビルの地下。
撮影スタジオだからか防音もあるんだろう。
ドアが重厚。
··めっちゃ開けずらい。
ドアの向こうに耳をすますとワイワイと話し声が聞こえる。
きっとここだ!でももしかして
誰かの結婚パーティーだったら・・・そのまま参加するしかない。
ヨガレッスンだったら・・・アーサナに勤しむしかない。
麻薬の密売だったら・・・バレるギリギリまでお金もってる風で取引するしかない。
そんな想像が頭を駆け巡る。
その想像に負けて、一度階段を上がってビルの名前を確認する。
小心者だな~っと自分を笑う。
今一度地下へ。意を決してドアをあける。
結構な人がいる。
ワタリが大声で「よろしくお願いいたします~」というと(いや実際は50センチ先の人がギリギリ聞こえるほどの声)、近くの俳優さんが気付いてくれて、それに皆が反応し、プロデューサーや演出のかたがきてくれた。
その後、共演する俳優さんが荷物はこちらです~。彼女はメイクです~など色々説明してくれて、メイクさんの前に座る。
メイクさんにメイクしてもらう。ここでの会話で少し落ち着く。
今回ワタリはカフェの店長を演じる。
なので、衣装はシャツにサロン。蝶ネクタイ。
衣装さんを担当している方に衣装を着せてもらう時、その方が
「··すいません。昼にニンニクを食べてしまってて···」
「いえ、いい匂いしかしないです」
「なら良かったです」
「ワタリはワタリで気にしてしまって息を止めていました」
なんていう会話。
少しずつ緊張がほぐれていく。
着ると皆口々に
「いる!!いったことあるわ。この店」
とか
「絶対うまいコーヒーを入れてくれる人」「ハマってますね」
という声。
少しずつ緊張がほぐれていく。
支度ができて、撮影。写真と動画。
あとは演出助手の方に今後の稽古のこととか脚本のこととかの説明があって、お別れ。
その直前にプロデューサーの方から「ワタリさんは脚本芝居とかはやられるんですか?」という質問がきた。
そう。これってあんまり知られていないことだし、即興のイメージが強いから、そもそもそういうイメージがないかもしれない。
だからブログでもちょいちょい発信していこうと思う。
ワタリ、即興をメインに活動していますが、舞台や映像もやるんです。
今回のように、お声をかけていただいての出演もあるし、映像関しては自分で監督して撮ったりもします。
また脚本の中で、1人だけ即興っていうのもよくやっていたりするんです。
年に3本くらいやったりするから、まぁまぁやっているほうではないかな?どうなんだろう。
即興も脚本も、とっても大事と思っています。
お互い刺激を受けあっていけます。
また「良い俳優でもインプロはできないけど、良いインプロバイザーは良い俳優である可能性がある」
なんていう言葉があります。
ほんまかどうか?
そうだな〜っていうことは経験でも理屈でも納得してきていますが、
まだまだ、実践している最中です。
そこまでは言ってないけど、「やっていますよ〜」という話をして、また興味をもってくれていることが嬉しくて、スタジオを後にする。
スタジオに入る前と後では、見える景色がまた違ってみえる。
行く時よりも気持ちが軽く、これからの舞台が楽しみになっていた。
また小心者のワタリだけど、こういうところでのほぼ初対面の人ばかりの空気の中でどう関わっていくのか?というのも面白がれて、楽しみにできている自分がいた。
出逢うっていうのは楽しいし、また「遊び心のある大人」がいて嬉しい。
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