2019年10月28日
バスでデリー空港までいく。
昨日は夜で道がぜんぜん見えなかった街が全貌を表す。
途中で牛が道路の真ん中歩いてたりする。
また昨日のホテルに孔雀がいるとか、そういう話しをする。
奈良さんは「とっても楽だ」って言っていた。
空港について、新しい人がサポートしてくれた。
ここから国内線で「シルディ空港」へいく。
まず荷物をあずける。国際線だったら23キロくらい大丈夫なんだけど、国内線になって15キロになった。
ワタリはAさん(成田でワタリに水をくれたナイスレディ)と飛行機の席がとなりだから一緒に荷物を預けることに。
なにせワタリは軽量。2人であわせて30キロ制限にすれば大丈夫。
しかし、他の皆は荷物が多いため、別のKさんの荷物が多いからワタリの荷物として預かった。
そしたら1キロオーバーとなった。
1人の荷物の重量制限チェックに3人のおじさんがいる。
1台のパソコンを3人でみている。
「いやそんなにいる?1人でよくない?」とも思うが、その分厳重なんだろうと思った。
1キロオーバーしたから、ワタリは自分のカバンからひげ剃りと薬グッズを取りだして、Aさんの手荷物として入れてもらうことにした。
それで1キロクリア。荷物を預けることができた。
そのあとは、ゲートにて身体検査がある。
並んでいる時に気づく。
いかん。
Aさんの手荷物の中にワタリのひげ剃りが入っている。
その中に小さなハサミがある。
ワタリの鼻毛を切る重要な役目をもっているやつだ。
切るのは鼻毛だが「刃物」であることに間違いはない。
あかん。
没収される。
荷物や身体チェックは想像を超えた真剣さで行われていた。
Aさんに事情を説明する。
そして「まだ荷物預けてる人がいるから、その人のカバンにハサミを入れてもらえるようにしましょう」と提案する。
しかし、Aさんはニッコリと笑い「大丈夫ですよ」という。
え?その肝っ玉の座りかた。
肝っ玉なのかなんなのか?
その笑顔をみて、なぜだかワタリもなんとかなるかーとなった。
身体検査は男女別。
しかし荷物検査する場所は1つ。
荷物チェックの男は真剣に見ているからかなり時間がかかる。
X線で透けた荷物な中身をめっちゃ真剣にみてる。
あんなにやられたら絶対ダメだ。ハサミなんてイチコロだ。
ドキドキしながらワタリの身体検査の番がきた。
やる気のない男がワタリの目もみずに、金属探知機みたいなやつを適当にワタリの体付近に近づける。
ワタリの目を見ずに、「許可」のハンコをチケットに押す。
ワタリは問題ない。問題なのはAさんの荷物に入っているワタリの鼻毛ハサミだ。
荷物検査をしている場所にいく。
ちょうどAさんの荷物がX線を通過したところだった。
チェックしてる男がじっとみる。
やばい・・・。
「OK」
え?
荷物が問題なく通っていく。
ぜったい・・ハサミの形、あったと思うけどな・・。
Aさんが身体検査を終えて出てきた。
A「ワタリさん!」
ワタリ「はい!」
A「ワタリさんが今持ってるチケット。私のです」
ワタリ「は?」
さっきワタリの目をいっさい見てない男が「許可」を押したチケットを見る。
そこにはAさんの名前が印字されていた。
なんと、お互いチケットを間違ってもっていたようだ。
だから、Aさんのところでは身体検査をする女性が
「あなたの名前・・・タケシ?」
「違うちがう、タケシは向こうの人」
「ハズバンド?」
「ノーフレンド」
「(ニヤリと笑って)リアリィ?」
で、2人笑って、検査おわり。
荷物も全然大丈夫。
いや、もうつかまえてよ!超見てたじゃん!いやなに見てたんよ!
って思うくらい時間がかかったし、厳重だった。
インド、デリー、素敵だ。コメディだ。
そして「大丈夫ですよ」とAさんの言った通りになったのだった。
なんかもう色々すごいなって思って、ふと見ると、警備の男たちと犬がじゃれてた。
一緒にきているHさんが近寄ると犬も無邪気に寄ってくる。
警備の男たちも笑顔。
なんだろう・・この微笑ましい風景。
じょじょにインドにきたという実感がきている。

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