【インド旅行記】シルディ・サイババに逢いにいく〜1〜

2019年10月27日(日)

5:00に起きる。

りんごをむしゃむしゃと食べてヒゲを剃って、仕度してツマミを起こしてバイバイする。

約1週間の旅。最近はロクディムツアーで九州1週間旅などもあったからパッキングは慣れている。

が、海外。しかも初インド。

普段持たないトイレットペーパーや、正露丸。除菌シート。

また、持参してくださいと言われたヨガマット(折りたたみのもの)などがいつもよりもカバンのスペースを埋めていた。

すでにパンパン。

しかし、いつも旅で使っているリュックにプラスして、この旅のために買ったショルダーバッグもあったから、それで間に合わせたかった。

ガラガラもあったけど、なんかできるだけ身軽でいたかった。

帰りのお土産とか買ったらもうダメじゃ?って思ったが、機内に預ける荷物は2個だから、エコバックを持っていけば大丈夫だってなってこのスタイルでいくことに。

(あとでインドにいく皆から「え?荷物それだけ?」って驚かれることに)

あとでインドにいく皆から「え?荷物それだけ?」って驚かれることに

家をでて、東京駅へ。

道中、空がとってもキレイだった。

近所の商店街はまだ飲んでる人もいた。

千代田線に乗り、二重橋前駅で降りてそこから成田にいくバスに乗る。

バス停がグーグルマップを見てもよく分からなかったから駅員さんに聞く。

「寿司屋を右にいってください」

言われたとおり、寿司屋を右へ。

まっすぐいくと八重洲北口にでた。

出たらもう分かった。

一緒にバスに乗るMちゃんが事前にバス停付近の風景を写真で撮って送ってくれたから助かった。

バス停待ち合わせの20分前くらいについたのにもうMちゃんはいた。

彼女とはワタリがたぶん19歳くらいからの付き合い。

小劇場でバリバリやっていたり、一時期はMちゃんの家族とも仲良くなったり、ワタリが25歳のころ入院した時に1番助けてくれた恩人でもある。

再会を喜んで話しをしていたらすぐにバスがきた。

荷物を入れて乗り込む。

バスの中でも1時間ばかし喋る。

空港は国際第2ターミナルに行きたいんだけど、バス停留所はさらに「北」と「南」に分かれていた。

どっちなんだろう?インドに行く前にもう冒険だ。

ひとまず最初についた北でおりる。

集合する場所はすぐに見つかった。

まだ1時間余裕があったからお茶でもしようということに。インドにいってメルマガを書けるかどうかわからないからこのタイミングで書こうと思った。

朝イチなのに混んでるお店が多かった。

銀だこが空いていた。成田空港には銀だこがある。

そこでメルマガを書く。

時間がきて、待ち合わせ場所に。

出発前のお別れ

もう皆集まっていた。

奈良さん含め、全部で16人。はじめましての人がたくさん。

挨拶を簡単に。

しかし、1人参加するはずの人が行けなくなったという。

「なので、私はここで皆さんを見送ります」

わざわざきてくれていた。

でも、参加できなかったことに意味があったという。

「ありがとうね。彼女のこれからを祈って。いきましょう」

奈良さんが手をあわせた。

あとに続くように皆も手をあわせた。ワタリも。

皆で1人に祈りを捧げる。

あれ?もうインドついた?いやまだ成田。

この「祈る」ということ。この時のワタリにはまだ特別というか日常ではない。

どのライブ前にもステージにいって手を合わせることはするくらいの馴染みではあるけれど、こうやって人目をはばからず、その人に向かって祈るというのは少しの気恥ずかしさがあった。

しかし、これからのインドでは「当たり前」のものとなっていく。

「ありがとうございます!行ってらっしゃい!いい旅を!」

涙を浮かべている彼女と別れて15人となった。

男性はワタリ、奈良さん、Fくんの3人。

あとは皆女性12名。

空港内を移動。

荷物を預ける組とWi-Fiを借りる組に。

毎日メルマガを発行しているワタリにとって、Wi-Fiは必須。

しかし、意外と必要ないっていう人が多った。

AさんとMちゃんとUちゃんで探しにいく。

Wi-Fiはイモトかな〜っておもっていたらちがった。

テレコムだったかな?1番親切と感じた。

「インド全域対応」と書かれていたが、なんと目的地の「シルディ村」のみ対応しているかどうかわからないという。

誰も行ったことがないということ。なんということだシルディ村。

でも結局、そこでかりることにした。

無制限プランがあったし、対応がよかったということから、そこにした。

荷物を預ける。パスポートを見せることがもう冒険。

中に入って目的の81番にいこうとするもめっちゃ遠い。

そして皆、バラバラに動く。

奈良さんから「今は良いけど海外いったら集団行動は守ってくださいね」と注意。

そしてインドにいくにあたっての説明がくる。

「向こうは犯罪が多かったりします。危険はあります。ただ、犯罪者を増やさないように、作らないようにしましょう。犯罪者から身を守るということと、犯罪者を増やさないということ。向こうからしたら生活や命がかかっていて、で、お金持ちそうな身なりの人のカバンが開いてたらね、取ってしまうよそれは。だから、ちゃんとチャックをしめてね。油断したら、犯罪者を作ってしまうんだよ」

この考え方。ワタリはけっこう衝撃だった。良いなぁと思った。

一方的にあっちが悪いんでなく、犯罪を作らせてしまったこっちにも原因がある。

イライラしてるあなたが悪いんでなく、イライラさせてしまっている原因にこっちがなっていることもある。

いろんな人間関係にいえることでもあるし、即興にも通じること。

相手のせいにするのは簡単。そうさせないようにするには自分はどうできたか?と考えることに通じている。

なんて感銘を受けていたら、飛行機にはいる時間になった。あっという間に行列ができた。

列に並んで気づく。

お水を買っていない。これから長いこと飛行機に乗るのに!

もちろん頼めば出してくれるだろうが、きっと英語。

いちいち

「ア〜エキュス、、エキュスキューズ・・・ヘイ・・・オーウ・・ウォータープレーズ。ウォ・・ウォーター・・え?ちがう?ワター!ワター!ちょうだいよ!」

って言うことでカラカラになるだろう。

列を抜ける。しかし、全然自販機がない。

こりゃダメだ。

諦めて列に並びゲートへ。

したら、 Aさんが待っていてくれて、しかも「口をつけてないからこれをあげます」といって水をくれた。

あぁなんて優しいんだろうって思った。

え?インド?違う。まだ成田。

祈ること。人の優しさ。すでに噛みしめる成田。


ワタリ

ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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