【インド旅行記】シルディ・サイババに逢いにいく〜9〜

2019年10月28日

激しい雨の中を縫うようにトゥクトゥクが走る。

あっという間にホテルにつく。

1回部屋で落ち着いたらご飯を食べましょうっていうことになる。

部屋に戻って少し休んで、1階にある食堂へ。

食堂はとってもいい感じ。

その中の奥の空間が空いていて皆がまとまって座れた。

しかし、奈良さんが店員さんともめている。

聞くとどうやらワタリたちがすわった席はレストランスペースでバイキングの人は座ったらダメらしい。

しかし、ここで食事しながら今日のことを話し合いたいという奈良さん。

バイキングをやっている席だと全員が座れる場所がない。

店がもし混んだら移動するからということで、話が通った。

日本だったら絶対に通らないことかもなーと思う。

そして、こういう時にインドの人の相槌が、首を縦じゃなく横にふるから、「ちっしょうがないな~」って言う感じに見えてしまうのは、相槌は首を縦というワタリの常識が生み出している妄想。

さて、ご飯は相当に美味しかった。

全てベジ。肉は一切なし。

ただ、まっったく問題ない。めちゃ美味しい。

食事をしながら、奈良さんとMちゃんと3人で話をした。

もっと求めていいんだよっていう話がでた。

ババは「あなたの全てを私に置いていきなさい」という。

気にするなと。私はあなたの大便の中の蛆みたいなものだ。気にする必要はないという。

すごい例えだと思った。

権威ある人が相手が接しやすくするためにステイタスを低くして関わるなんていうレベルじゃない。

本気で言っている。悪いもの、しんどいこと、全部置いていけ。と。

ワタリはだいたいのことは「できる」「叶う」とか思える人間だけど、ババがやったエピソードを聞けば聞くほど、大聖者っていうのはもう神みたいな存在でさすがにそれは・・なれないのでは~?と思ってしまうみたいな話を笑いながら奈良さんにする。

でもなれるんですよね?と。

じゃあ求めてやろうじゃないかと。

明日、ババに逢ったらお願いするといいねという話。

食事のあとは1人1人今日の話をする。皆で振り返っていく。

皆が話し終えて、少し雑談タイム。

その時にワタリの隣に座っていたTさんがふいに

「なんか、ワタリくんの話し方って全部投げかけなんだよね。変えてみたら?なんて、グサッて刺しちゃって~」なんてことを言われる。

それは軽いダメ出し?みたいに感じた。

そうじゃない可能性もあるからもうすこし聞いてみる。

が、なんとなくそれがいい気がしていないんだなっていうのは分かる。

その時のワタリの興味は「なんでそういう話をしてくるのか?」ということ。なんのために?ということ。

なので、投げかけじゃない話をしてみる。

もっと自分の感情の話をしてみたり。

もっと情けない自分の内面の話をしたりする。

Tさんもそのやり取りを聞いているCさんも「そっちのほうが好きかも」なんて話に。

その時はそれで終わるんだけど、ワタリはなんか、なんだか、少しモヤっとする。

簡単にいうと、あなたの視点とか話し方が気に入らないというふうに受け取れる。

また、そういうことじゃなくてもっと自分の内面の話をしたほうがいいよっていうアドバイスをしているとも取れる。

しかし、それを素直に受け取れるのは関係が大事だなとも思う。

そういうことを考えるきっかけをもらえているのかもしれない。

まぁ自分の主張もしたし、ここでなんか言うのもどうかな?っていうのもあってやめた。

しかし、なんか少し凹んだ感じになっていた。

で、解散になって、ワタリは今日空港でAさんに渡していたひげそりとか帽子とかをAさんの部屋まで取りに行った。

そこでAさんが

「ワタリさん、今日の振り返りもすごかったです。ほかの人は自分の感じていることをメインに話すのに、ワタリさんは今日見てきたことを映像で見せてくれて、またあの場に戻れた感じになりました。そこで思ったのは、ワタリさんは神さまとかを言葉で言わずに、それを伝えてくれているんだなって思ったんです」 

このタイミング。

ワタリにとって宝物みたいな言葉になった。

心がスッとした。

囚われずに済んだ。

本当に有り難い。

また今回のことで、そういうのを「気に入らない」とする人もいれば「素敵」っていう人もいるということ。

また「気に入らない」という話でもなくただそういうふうに思ったことを言っただけということも考えられる。

どっちがどうっていうより、それによってワタリの気持ちがこういうふうになるっていう経験。

そしてTさんに言われたからこそ、Aさんの言葉がより宝物になってくるという。

自分がどういう人に成っていきたいかを再確認できたように感じた。

これはいい体験をしたなぁとおもって、部屋に戻って、この一連の内面エピソードをFくんにもシェアした。

そしたらFくんが「少し変な話しをしていいですか?」という前振りで話ししてくれた。

FくんもあのときTさんとワタリが話ししているのを聞いていて「あ、大丈夫なんかな?」って思ったという。

でもあの時、ワタリさんがそんなことまで感じていたとは知らなかった。そんなマイナスな感情をもっているのに全然オモテに出していないし、それでも楽しい時間にしているのがすごい。とFくん。

こういう人のことを褒められる人がすごいってワタリは思う。

そういう内面な話の答え合わせでFくんと盛り上がる。

男40歳たちがインドで自分の繊細な内面について語り合う。

最高の夜だ。

そのあと、寝たっていうくだりに?

なりません。まだあるんですね。インドの1日は長いです。

でも今日はここまで。


ワタリ

ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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