昨日は東京定期ワークショップ。
相手のアイデアを受けて、また自分の発想をのせて進んでいく。
ここを細かく見ていきました。
受けていても、自分の判断(このアイデアをこれ以上やっても面白くないだろう。ここから先に行ってもどうなるかわからない)が入ると、今やっていることをナシにしたり、違う話にすり替えたりする。
「これはこういうもの」という自分の常識や、「こういう流れしたい」という自分だけのアイデアの執着や、「次どうしよう」という焦りが今ココにいることを邪魔して相手と一緒にいることができなくなったり、演技がペラペラになったりします。
まずはそういう自分を知ること。
知ったら見ることができるから、次は見ていくこと。
そして、その「自分の枠」を外したらどうなるのかを体験してもらうこと。
相手の流れに乗って、乗り合って、先が分からない未来に一緒にいっている時の嬉しさと楽しさは、そうじゃない時と明らかに違います。演じている人のワクワク感も見ている人も喜びも。
お互いが自分を手放している状態。
だから相手と「一緒に」なって、楽しむことができる。
その時に初めて、虚構の中に一緒にいて、ともに協力しあってお客さんをワクワクドキドキさせるための共犯者意識が生まれる。
そうじゃないと、個々の技量でそれぞれが楽しませているだけになる。
その違いを体験するには、間違いを見ていくことが大事になる。
そう考えると、間違いっていうのは良いもんだ。
自分の意識だけでうまくやるって思わず、さっさと手放しちゃう。
それでうまくいったらその時は素直に喜ぶ。うまくいかなかったらそこから育んでいく。
最初から「うまくやりたい!やれるかな〜・・・」とか「うまくやれるはず」っていうマインドになって、できなかった時の始末の悪さ。
うまくいかなかったことを見ることができず、なかなかそこから育むもうという気持ちになれない。
失敗を見ないようにしたり、見る前にイタズラにうまくできなかった自分を傷つけたりして、素直になれない。育めなくする。
なので、その「うまくやりたい」を手放すことがとても大事になってくる。
そして、それが本当にうまくやる秘訣だったりもする。
手放していこう。ちょっと怖いかもしれないけど、そのほうがどこまでもいける。慣れたらそんなに怖いことでもなくなっていく。
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