こんにちは。即興遊戯者・渡猛です。
先日、兵庫の実家に帰った時に、母親が
「そうそう。あんたに見せたげよ思って」なんて言いながら渡に渡した紙切れ一枚。
それは
渡の名前を「猛」にしようと母に提案する父の手紙でした。
奄美大島に里帰り出産した母の元に届けられた父からの手紙。
この手紙が母の元へ届く前は渡にはまだ名前がなかった。
母はこの手紙を読んであと、渡のことを「猛(たけし)」と呼んだ。
つまりこれは、この紙はなんていうのでしょうか?
父の願いだったり、祈りだったり、
渡が猛になった証だったり、猛として生きるための「いってこーい!」的な判子をおす申請書みたいなものなのではないでしょうか。
命を吹き込んだ紙。
手紙という媒体って、ただでさえ気持ちや魂みたいなものが宿ると思いますが、これは相当なもんだなと。
それを母は「そうそう」なんつって、ライトに持ってきてくれたのですが、これがいまだ残っているということを考えるとなかなか大事なものとして扱ってくれたようです。
しかし、この「猛」という名前。
いまでこそ、「良い名前-!え?本名?漢字二文字!?へー!良いねぇ-!」なんて言われるし、覚えられやすいので有難いのですが、
小さい頃は「漢字二文字!漢字二文字!」とか「ともう!ともう!」とか言われ、いわゆるいじめの対象になったり、TSUTAYA的なやつの会員になるときにフルネーム書いたのに「あ、すいません、フルネームでお願いします」と言われたりと、名前に関する事故は数知れずな人生でした。
こんな想いでつけられたことを、この手紙を見るまで知りませんでした。
なぜなら
あれは確か小学生の時。
宿題で「自分の名前の由来を親に聞く」というのがあって、ちびっこ渡は家に帰り、リビングでテレビを寝転びながら見てる父に恐る恐る聞いてみたのでした。(すでに怖いという印象が父にあった)
ちびっこ渡「お、お父さん」
父「あぁん!?(睨み)」
ちびっ子渡「あ、あ、う(失禁)」
父「。。なんや!?」
ちびっこ渡「。。なんで僕は猛って名前になったん?」
父「あぁ?。。えーっとな」
ちびっ子渡「。。うん」
父「強そうやからや!」
。。。なんということでしょう。
なんて安易な理由なのでしょう!
当時は「そんな理由で?漢字二文字?えぇー学校で発表したくなーい涙」
なんて思ったことを覚えています。
何であのとき、この手紙を見せなかったのか?
安易に決めたことではないことがすぐ分かるのにね。
謎です。
そして手紙の最後、なぜカタコト気味に「体を大事に元気 さようなら!!」となっているのか?そして「さようなら」はなぜ鉛筆なのか?
ボールペンのインクが切れて、ボールペンを買うお金もなかったのかな?
お金がなかったというエピソードもなんだかすごく良いです。
渡が生まれたのは11月だから、この手紙を書いたのは秋ぐちで少し涼しい時期に書いたのだろうな。
今から37年前の父の風景、母の風景を思いました。
さぁ、いよいよ明日!
そんな渡に「猛」と名前をつけた父がヒトリワタリにやってきます!
お席まだございます!
皆様、是非是非是非に来てくださいませ!
以下詳細&チケット申し込み!
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youtubeの青山繁晴参議院選挙、柏駅、横浜駅前の、演説の終わりの方に、名前についてのいい話があります。一度ご覧ください。