映画を撮ってみたい。
小さい時から親が映画を良く見ていた。
俳優になりたい!って思ったのも映画が身近にあったというのは大きかったと思う。
18歳で上京して即興に出逢ってからも、映像で何かを作りたいって欲求は常にあった。
だから、当時にして30万くらいのビデオカメラを購入し、編集ソフトも買い、映画を作れる環境を揃えながら、数々の理由を胸に抱え撮らなかった。脚本を書き出しては
「うえ~!なにこれ~超絶面白くない!超!絶!」と苦悩していた。
で、ライブのオープニングだったり、友達の結婚式の映像だりは作っていたけど、作品というもの映画っていうものは撮れずじまいだった。
数年たちカメラを専門にやっている友達ができて、一緒に撮ろうってなって一本撮った。短編。
完成して出てもらった女優さんや彼女の事務所の方にも評判が良かった。
でも、当時、「映画祭に出す」などの選択肢を当時もっていなかったと思う。
もしくは「この作品を世にだそう」という気持ちよりも「あ〜まだまだだなぁ・・こりゃダメだなぁ・・」
なんて気持ちの方が大きかったのかもしれない。
で、そこからまた数年。あっという間に経つ。
で、2013年に奮起。「映画が当たるんや」が当時の口癖だった。なぜ奮起したのかはもう思い出せないけど、とにかく脚本を書き、自分が主演し、編集もした。
たくさんの人が助けてくれた。
反省の波の押しよせ方はとんでもなく、色々手一杯の中で主演をした自分の演技を直視できないくらい酷いものだったけど、ピリオドまでいった。
そして完成した作品は横浜の映画祭にノミネートされ上映された。
そこから少しずつ動き出している。
数年前にも短編を撮り、それはいばらき映画祭で上映された。
そして今年、また一本撮りました。
ずっと即興ライブを撮影してくれている会田 将巳氏と組んで、一から話し合って作っていった作品。今回はワタリは監督と脚本のみ。
いままで撮影に徹していた会田くんが主演。
チャレンジだらけの日々でした。
作品はまだ生まれたばかり。これから色々旅に出る予定。
そんな時
「せっかくだから今まで撮ったワタリさんの作品まとめて上映しませんか?」と会田くんから提案された。
それを想像するだけで汗が尋常じゃなく出る。
自意識まつり。
でも、やってみよう。ピリオドまでいったらもう自分で判断することではないのかもしれない。だってその次の瞬間から自分は成長していくのだから、過去のものに反省があって当たり前なのだ。でもあの時の全力なんだ。で、それを見て何か影響がある人もいるのかもしれないのだ。
だから少しでも出せるきっかけがあるのなら乗っかってみよう。なんて自分に対して前に進み正当化。
ってことでやります。
渡 猛監督作品集 上映会
日程:5/1(火)
時間:19:00open 19:15start
場所:レンタルシアターcapsule (明治神宮前より徒歩10分)
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-27-3 ハウス神宮前1F
URL:http://capsule-theater.jp/
入場料:1000円
以下はそれぞれの作品の予告編を会田将巳氏が作ってくれました。すごいね!
①ワンダオフ 2014年度制作
「一週間で脚本を書き上げろ」
映画を作る!と言いながら8年間一向に動く気配がない口だけ男・タケシに親友が決別覚悟の提案。
タケシの「自分と向き合う」地獄の一週間が始まる…!
②おらえ 2016年制作
おばあちゃんの家が取り壊される事をキッカケに、亡くなってしまったおばあちゃんとの思い出、そしていつか終わる事に向き合う話。
③玉手箱 2018年制作
10年間の付き合いを経て結婚することになったイッタとカスミ。2人の結婚式までをドキュメンタリーで追うことになったイッタの幼馴染のみどり。カメラを通して露わになっていく3人の伝えられなかった想い。
当日汗だくのワタリを冷やかし・励まし・応援できる愛ある方々のご来場をお待ちしています(笑)
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