【読書感想記】こころの象(かたち)ー最後の達人初見良昭師に観る日本の象ー

日野晃先生の著書「こころの象(かたち)ー最後の達人初見良昭師に観る日本の象ー」を読んだ。

日野晃先生も達人。その達人が達人という初見宗家との出逢いや、対話や、相対した時の日野先生の感覚を言葉にしたもの。

一読した時は、剣豪活劇を読んでいるように楽しく読んだ。

しかし、そこに書かれている言葉の1つ1つがあまりに濃くて、すぐに読み直す。

初見先生と相対した時の日野先生の感覚。そしてそこからの分析。身体への落とし方。

その思考の仕方、ものの見方、考え方、検証の仕方が、とてつもない。

日々、即興にたいして思っていること、ワークショップについて、稽古について疑問に思っていることの大きなヒント、というか秘訣が書かれている。

気になる箇所をノートに書き出して、そこからまた自分で結びつける。

日野さんのワークショップと同じ、脳に汗かいて考える。

さらっと書かれている1文に詰まっている濃さ。

そしてこれを分かっただけでは全然意味がない。

それをどうやって実践、体現していくのか?

工夫していくほかにない。

日野さんのワークショップに行ったときに買ったのだけど、数ある本の中から悩みもしないで、サッと手にとったもの。

本も出逢い。

ワタリの中では大きな大きな一冊となってます。

感謝。

また買ったときにサインと言葉を書いてもらうミーハー具合い。

水月移写。即興芝居もまさに。

日々鍛錬。感性を磨き、その質をあげていく。


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