劇団オムツかぶれ公演「セイシン」終演しました。

毎年1~2回は即興じゃなく脚本がある演劇公演をさせてもらっている。
よく呼んでくれるのは香川の四国学院大学で教員もしているし、劇団オムツかぶれの劇作家でもある仙石桂子氏。

今回出演した「セイシン」はその仙石桂子が演出をする舞台だ。

数年前まではちょっとした役(出番としてもずっとあるわけでもない)が多かったり、その中でもワタリだけセリフが決まっておらず「ワタリだけ即興」というワタリにとっても共演者にとっても刺激的な役割を担っていることが多かったのだけど、去年あたりから即興でなくがっつりとセリフがあったり、また役どころもメインだったりすることが増えてきた。

そんな中での「セイシン」は完全にメイン。ド・メイン。つまりは主・役。

しかも設定は精神病院。
ワタリは統合失調症と解離性障害がある人の役を演じました。
脚本の西谷先生はじっさいに福祉に携わっており、自身が観たり聞いたり体験したことなども元にして今回の作品を書いている。
前回の「ダンデライオン」同様、知らなかったり縁遠かったりする世界を知ることができたのがとにかく有り難い。より福祉のことが身近に感じられるようになりました。

ものすごくシリアスな中身にユーモアを入れたり、舞台セットをカラフルにしたり、またセリフじゃ伝えられない部分をステージという空間を使って表現したり、仙石桂子の演出力によって、しっかりと演劇作品に昇華されていったように感じます。
それぞれがそれぞれの役割を担うだけでなく、他に何ができるのか?を考えて行動する劇団員の皆にいつも助けられています。

限られた時間の中でどこまでいけるのか?ワタリもチャレンジしました。
より演劇と劇場という空間が好きになりました。
観た人が良い時間になっていたら幸いです。

写真は「げんばほのか」。
彼女の柔らかく優して美しい視点が好きです。
ありがとう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次