渡猛が2023年より大チャレンジする「マツリワタリ・プロジェクト」への想いを綴る

2023年からはじめる「マツリワタリ・プロジェクト」への想い

こんにちは。
渡猛(わたりたけし)です。
はじめましての方も、久しぶりの方も、近くのあなたも、どうか読んでくれたら嬉しいです。

まず先日ワタリは2023年からはじめるチャレンジ企画を発表いたしました。
その名も「マツリワタリ・プロジェクト」です。

このプロジェクトについての詳細記事は以下なので合わせて読んでくれると嬉しいです。

18歳でインプロに出逢ってから、26年。ひたすらにライブとワークショップを開催してきました。即興ひとり芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国でやったり、男6人で構成されている即興チーム「ロクディム」を共同主宰し、日本全国で今も有り難いことにライブ活動ができています。

即興をすることは楽しく、難しく、興味深いです。
その面白さは役者や表現者の域にとどまりません。
京都精華大学で「コミュニケーション実践演習」として授業をするようになって11年。またたくさんの企業から依頼され研修をするようにもなりました。少しずつではありますが、日本に「即興」とか「インプロ」が広まってます。
でも、自分の実感としてあるのは「まだまだ」という感覚です。
とくにエンターテイメントとしての即興はかなり広まっていない感覚があります。
即興でエンタメするのは本当に難しいからです。簡単には体現できません。10年20年かかります。もちろん先人が残した面白いゲームやショーのフォーマットを使えばある程度面白いものはできます。でも、それを扱う人のクオリティがあがらなかったらば、そのフォーマットの域をでません。
「もっとプレイヤーが育たないと広がらない。いやなによりもっと即興で遊べる人が集まってほしい」
そんな想いが爆発し、2019年、40歳になったときに一念発起してオーディションで選ばれた人達で即興ライブをする「マツリワタリ」を開催しました。
オーディションに参加した40名の中から11名選出。プロの俳優だけでなく様々な職種の人たちで構成されたマツリメンバーと切磋琢磨して迎えた本番はいまも記憶に残っています。

2019年のマツリメンバー
ロクディムとのコラボライブも

まずはやってみた「マツリワタリ」。この経験をもとにさらに継続し発展していこうと思った矢先にコロナがきました。
その中で超少人数による「マツリを止めない」という企画もしましたが、あの規模ではできない日々が続きました。

あれから4年。火は消えず。むしろ・・。

自分が共同主宰するロクディム自体も大変打撃を受けつつも、いろいろ工夫して活動を続けております。また今までの縁のある人たちの支えによって最近はまた全国でライブやワーク活動をやれるようになってきました。

ワタリはワタリで1人でやる即興ライブを開催し続けました。
2022年は別府で「1,000枚売らないと帰れません」という恐ろしい企画を敢行。ものすごい経験をいたしました。

悩みながら時にもがきながらも、愚直に即興の道なき道を進んでいけばいくほどに「もっとやりたい。もっと知ってほしい。もっと広がってほしい」というどうしようもない欲求の火が燃え上がりました。
もちろん火が消えかかったこともありました。「なんでやってんだろう・・」「自分は適任者じゃないのでは?」と。
でもその火が消えずより燃えていったのは「こんなに面白いものがあったとは!」「また来てほしい!」という即興を体験したり観た皆の声でした。
踊る阿呆に見る阿呆。阿呆がいない国は滅ぶでしょうが!なんて勝手な正当化をしつつ。

だから、また、ここから、愚直に、マツリワタリをプロジェクトにして、はじめます。

この記事を読んで心が動いた人。
「やってみたい!」「応援する!」となった皆様。
どうか関わってください。一緒に祭りをおこしましょう。

1番嬉しいのはオンライン・コミュニティ「ワタリーボウヤ・サンガ」に参加してくれることです。
月に1,000円厳しい方はぜひfacebookページTwitterをフォローしてください!

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ウクレレ発表会も
39℃の熱があるときでも生配信

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。