2頭の馬が引っ張っても破れないジーンズ「LEVI’S」。
しかしワタリが履くLEVI’Sは内もも部分(おキャンたま部分)が必ず破れる。



つまりワタリは
2頭の馬よりも強いおキャンたまの持ち主ということになる。
履き続けていくうちに自分の体に馴染み色褪せるほどに味がでてくる。
そんなロマンをおキャンたまがぶち壊す。
ロマンも股ぐらもぶち壊すおキャンたま。
時代が時代なら島流しの刑に処される大罪だろう。
お代官様「貴様、なにゆえにぶち壊すか?」
おキャン「おキャンはただただ揺れていただけなのであります」
お代官様「揺れてるだけでLEVI’Sが破れるはずがあるめえ!」
おキャン「おキャンも不思議です。ただただ揺れているのです」
お代官様「見ろ!(離れたところで引っ張ってる馬たちを指差し)2頭の馬で引っ張っても破れやしねぇ!」
おキャン「おキャンはただ揺れているだけなのに穴をあけることができます」
お代官様「穴をあけてほしいわけじゃねぇんだよ!」
おキャン「I can おキャン」
お代官様「何言ってんだ。とにかく揺れてるだけで穴が空くわけがあるめえ!何か隠してるにちげえねぇ!調べろ!」
警護のものがおキャンを調べる。
警護「こいつ何も持ってません!ポケットもないです!」
警護2「本当にただ揺れてます!あ、、」
お代官様「どうした?」
警護2「おキャンに触れた袖が破れました」
お代官様「なんだと!」
おキャン「おキャンはただただ揺れてるのです」
お代官様「、、こいつ!島流しだ!連れていけ!」
警護「は!」
おキャン「(ぷるぷる揺れる)」
警護「やめろ!揺れるな!ああ!服が!」
揺れ続けるおキャンに誰も触れることはできず。
お代官様も諦め、島流しは免除。
警護数人がかりでおキャンを縄で縛り松の木に吊るすことに。
おキャンは最後の最後まで揺れ続け、命がなくなったあとも風がふくと「カランカラン」と素敵な鐘の音を鳴らすようになり、村の人たちがお参りにくることになりましたとさってなんの話してるのか!
一本のジーンズを修繕に出しまして、それが帰ってきたんです。
まあ、キレイに!!


いつかまたおキャンが破るんだろうけど、履けなくなったお気に入りのジーンズが復活することの喜び、半端ないです。
自転車のブレーキシューも交換して気持ちよし。


お気に入りのメンテナンス。物だけでなく気持ちもメンテナンスされる。
それが言いたかっただけの話w