【映画感想記】「クライ・マッチョ」なんであんなにかっこいいんや?

「クライマッチョ」
クリントイーストウッドが30年ぶりに馬に乗った。
完全におじいちゃん。歩く姿もおじいちゃんのそれだ。しかし。しかしなのであるよ。 90歳を過ぎてもなんであんなにかっこいい感じになれるんだ?っていう驚き。
映画自体も起伏もなくただただ淡々と進んでいくという話を聞いていて、あんまりおもしろくないかもしれないな〜と構えていた。(イーストウッドの映画はそうであっても、面白さがわからないこちらの未熟さのせいととってしまうんだけどね)
ほとんどの俳優がメキシコの俳優だったのもあるのか、その癖のある芝居に最初「え?大丈夫?」って感じる瞬間が多かったんだけど中盤からぐいぐい引き込まれる。あれはなんだろう。
イーストウッド映画を見るたびに思う「このひとは映画を完全に信じている」というやつが今作品でもあった。
魔法にかけられたように自分が違和感なく映画に没入していく。
次の日に思い出して笑ってしまったシーンはとにかく必要以上にイーストウッドが警官の悪口をいってるシーン。あそこは即興なのかもしれないなぁどうなんやろう。 あんだけ言う必要ぜったいないもの。それがじつに良かった。
少年をさがし、出逢い、旅をし、別れる。
それだけの映画。でもそこに見事に人生があった。
ああ、やはり神様よね。

で、ウィキペディアで調べたらまぁこの「クライ・マッチョ」の映画化をめぐっての色々も面白い。アーノルド・シュワルツネッガーが出演することになったけど、スキャンダルでボツになったり。クリント・イーストウッドじたいも50年前に話しがきたときに(50年前ってなんやねんな)「自分が出演するには若すぎる」ということで断っていたり。

それがこうやって実現したのもすごいよなぁ。

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即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。