【武道ブログ】できないことで育つもの

武道稽古。

日野先生の見本を見たあと、すぐに2人1組になってひたすらに取り組む。
あいも変わらず、指定された技はなかなかにできない。
しかし、この相手と向き合いつつ試行錯誤する時間がワタリにとっては充実時間。
じっとみていた日野先生が

「こういうのがな、すぐにできるやつもおんねん」
「そうなんですね」
「なんでかわからんけどな、サッてできるねんな」
「いやぁ・・できないですね」
「でもな、できるとアカンねん」
「え?」
「できた!それでしまいやろ」

確かにっておもう。
簡単にできる。
いっけん、良いし、良いな~っておもう。
でも、できる人はそれで終わる。
できないやつは「なぜ?なにがどうやったら?」と試行錯誤する。

「できへんから考えるやろ。それやから育つねん」

まさに。
試行錯誤の果てにできるようになったこと。
「できる」という結果だけでなく、一生懸命試行錯誤すること。
それによって育ついろんなもの。
なにが?どう?と考える力だったり、自分を観ることだったり。相手を感じることだったり。
そう考えると「できない」ことも悪くない。

そんなことを考えていると日野先生が

「まぁでも、できてないと『なにしてんねん!ボケェ!』って言われるねんけどな(笑)」

とにかく今日も一生懸命試行錯誤しながらやるのだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。