【ロクディムブログ】JAM TIME VOL.3が終演しました。振り返りと3回やってみて今想うこと

Jam TIME vol.3が終演しました。
Jam TIMEを企画してアトリエ第Q藝術の早川さんに相談して「まずやってみよう」と日程を押さえたすべてが終わりました。
というのもあって、今回は内容についてだけでなく「劇場入りする前から」と全部やってみての振り返りや反省点も書いてみようと思います。

自宅から劇場まで

ワタリの家からアトリエ第Q藝術までは案外近い。
最寄り駅についてしまえば10分ほどでつける。
しかし、この家から最寄り駅の15分が大変なのだ。
とにかくまぁ荷物が多すぎる。多すぎるのだ。
キーボード、キーボードの足、配信と収録用のカメラ2台。三脚2台。衣装。マイク。PC。配信でつかうながーいケーブル。予備バッテリー。
などなど軽く20キロを超える。
そして問題は重さもあるがそれ以上に「運びにくさ」。

なで肩なの。
日本なで肩協会からちゃんと認定されるほどのなで肩なの。
だから6歩くらいでキーボードがズリ!って落ちるの。
これが相当なるストレス。
しかも今日は雨。ストレスフルネス。

ツマミちゃんも制作グッズを持ちながら少し持ってくれるからまだ助かるが、家から駅までが登山??ってくらい大変だ。
これは今後の課題。

・大きいスーツケースを使ってできるだけ運びやすくする。
いままでは精密機器がほとんどだから地面の振動がないリュックにしていたけど、ちゃんと梱包すれば平気、なはず!

・車をかりて前日の夜に劇場に置かせてもらう。

などなど何かしらできるはずだ。

小屋入り

アトリエ第Q藝術到着。
すでに劇場の早川さんとスタッフの皆さんが作業をしてくれている。
照明の仕込みのため、外でワタリと撮影スタッフの會田くんやタクミで機材の調整をする。ツマミちゃんは制作としていろいろ動き回っている。

雨はじょじょに止んでいく。

演者集合。熱があがっていく

照明が整ったので劇場に入ってもろもろの仕込み。
今回から演者であるカタヨセヒロシやコニタンは少し遅れての入りにした。

コニタンが仕込み前に入ってきて、ヒロシは電車のダイアが乱れていてさらに遅れて入ってきた。
ヒロシが入ってきたときの感じは、ロクディムでの入りとは少し違う感じをうける。
軽さがあるような気がした。

カメラやPC、キーボードをつなぎ音チェックと配信テスト。問題なし。
そして今回の新しい試みの1つ「アフタートーク時にプロジェクターからさっきやった本編を流して振り返る」をやるためプロジェクターのテストもする。

リハ中、ワタリが歌ったらヒロシが「上手〜」といったのが相当に嬉しかったことをここに告白しておこう。だとしたら間違いなく今年やった即興ミュージカルのおかげだ。

リハでもコニタンがこんなに笑ってくれるってもう有り難い

仕込みは今までで一番はやく仕込めた。

さぁ開場だ。

本番直前におきた事件、そして本番へ。

本番直前。ワタリとカタヨセで前説をする。もろもろの説明が終わり、いよいよ本番!
その時であった。
配信しているカメラで録画もしたら、配信ができなくなるという事態に。
客席の後ろのスタッフたちが必死にいろいろやってくれたみたいだがどうにもならず。
録画は諦めたが、スタッフのとっさの判断でPCのソフトウェア上で録画をしてくれた。
(※あとで調べたら「プロキシー設定」がオンになっていると配信と録画が同時にできないことが判明。SONYのα7cを扱っている人の参考になれば)

そんなゴタゴタで会場がザワザワしていく。
その中でカタヨセが
「もうはじめてもいいですか~?!」
と我慢ができない心の声を叫ぶ。
もうライブやりたいんや!というプラスの気持ちがのった声。
お客さんが拍手した。ザワザワ感が消えた。

じゃあ始めよう!と舞台左右にワタリとカタヨセが分かれる。

音楽のボリュームがあがって照明が落ちていく中、ワタリは反対側にいるカタヨセを見た。
体をゆすり少しジャンプして整えている。ヒロシもこっちに気づき、アイコンタクト。
そのまま暗転。

あのときの感覚を、なんと言えばいいんだろう。
静かに高揚してるような。純度の高いワクワクとか、多幸感ともいえるあの感覚。

もうこのままでそのままにいつでも即興がはじまってもいいような感覚。

いざ本番

新しい試み。
お客さんに「今後の予定は?もしくは心配は?」と質問する。
それをその場で紙に書いて見せてもらった。

皆のそれぞれの予定や心配ごとが書かれた紙をいっせいにこちらに見せてくれたときの嬉しさ。
自分を開示する。伝える。コミュニケーションの根本にある嬉しさなのかもしれない。

そこから芝居がはじまる。そこからはノンストップ。

ALL PHOTO BY Takumi Suzuki

ぶっとんでいったし。ただただ楽しかった。

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アフタートーク

プロジェクターで本編を投影してのアフタートークは結論から言うとあっという間過ぎたし楽しすぎた。
(しかも本番前の撮影トラブルで映像を出す担当が予定していなかったアトリエ第Q藝術のフタッフ石井くんにやってもらった。当たり前のようにやらせてもらっていた。本当にありがとうございます)

映像を観ながらの振り返りは「もう1つのライブ」といっても良い面白さだった。
あの形式やるんだったら最低でも1時間は必要だ。
また、お客さんからの質問も素敵だった。

photo by Mami Nagata
photo by Takumi Suzuki

終わっての感想

終わってふと思ったこと。

「カタヨセと即興する」

これがワタリの原点回帰なのかもしれないということ。

ワタリの即興ライブの歴史のスタートはカタヨセヒロシとともにはじまっている。
シアタースポーツというスタイルのライブでワタリはヒロシと同じチームだった。
そこでぶっちぎりの優勝をした。そのときの最後のシーンで奇跡はおきた。

あの瞬間から即興人生がスタートした。

そこからずっと、時に離れたりも含めて、ひたすらにヒロシと即興している。
でも今回みたいに2人でやるというのは初。
だからなのかもしれない。

あ、この感覚はワタリの原点であり玄天(自然の道)だと思った。

自分で気づいてびっくりもしたし、納得もした。

ああ、楽しかったなぁ・・。嬉しかったなぁ・・・。

予定していたJAM TIMEを終えての山盛りの反省点

「想定外を楽しむトレーニングありますか?」

アフタートーク時、お客さんからの質問だった。

そのときに「ワタリーショップっていうのがあってね」っていう発想にまったくいなかったワタリ。
もっとガツガツしていかないと。
自分で自分を発信していくことはとっても難しい。が、止めない。

面白く興味深いことをしている。
もっと広く報せることをしていこう。それは「自分を押し出していく」ことにつながってブレーキを踏んでしまうようにおもう。
自分がどう思われたってなんてことないじゃないか。

「あいつ自分好きだなぁ」「あいつ自分のことばっかりだなぁ」

とか言われて良い。

それよりも大事なのは広く報れること。
そして僕たちに出逢うために足を運んでもらうことなのだから。
それによって起きる奇跡のほうがめっちゃ大事なんだ。

内容のクオリティをあげることはもちろん。
広報として学び実践していくこともとつてもなく大事。
じゃないと関わってくれる人にプレゼントができない。

それは体験としてもそうだし、金銭面としてもそうだ。

そんなことをJam TIMEを3回やって実感した。

もっと知恵と工夫が必要だ。

でもワタリ1人でやれることなんてたかがしれている。

だからもっと関わってほしいし、関わることができる場所をつくっていきたい。
なんてことを心にゴリッと刻むことができたのも有り難い。やらないと、実感しないと何もしないからね。

そんな反省点はあれど!

Jam TIMEをやったことは「最高に楽しい経験」であり走馬灯に出てくるレベルの出来事でした。

あぁ、めっちゃんこ楽しかった。

すべての回を支えてくれたスタッフの永田マミ、會田将巳、鈴木匠和。そして全てに最高の音楽を奏でてくれたコニタン。本当にありがとうございます!!

そして「まずやってみよ!」とこの企画に乗ってくれて本番は照明でも関わってくれたアトリエ第Q藝術の早川さん!感謝感謝感謝でございます!

また実際に足を運んでくれた皆様、いかがだったでしょうか?リッチな体験だったら嬉しいです。
おまけ配信を観てくれた皆様も楽しんでくれていたら本当に嬉しいです。

なんか終わりみたいな話し方してるけど、そうではなく。

ただ、ひとまず3回やってみた、という。

で、まずはこの3回のオンデマンド配信を実現させます。

「宍戸勇介」「りょーちん」「カタヨセヒロシ」のJam TIME。

アフタートークも含めて販売いたします。

お楽しみに!!

ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。