勇気とエネルギーとユーモアで、早とちり、思い込み、言葉足らずを減らす

自分が感じていることを相手に伝わるまで伝える。良い感覚であれば問題ない。でもその逆。つまり不快感や怒りなんかを感じているとき。それを伝えることはとっても勇気とエネルギーがいる。

思えば、もとよりそういう怒りを伝えることが苦手だったのかもしれない。
小さいころから「自分が我慢すればいいんだから。それで争いがなくなるんだったら良い」という考えだったようで(親がそれを聞いて「本当にうちらの子か?」と二人で疑ったそうな)、とにかく自己犠牲精神があるというのか、平和を重んじるというのか。そういう子どもだった。

大人になって、いや最近になって、怒りを自分にちゃんとインストールする(怒ることも怒られることも良しとする)ことができるようになった。嫌なものを嫌といい、腹がたつことを伝える。
ツマミちゃんから聞く保育園の世界では、日常で起きているようだ。子どもたちは本当にすごい。感情でぶつかる。で、あとでケロってしてる。
しかし、自分がそういう子どもだった記憶はない。だから余計に苦手なんだとおもう。苦手というか慣れてない。

正面から言うこと。
それができないとき、不愉快なことや怒っていることをなんとかく匂わせるしかできなくなる。
最悪はそれで伝わっていると勘違いしてしまうこと。
「こっちは伝えているのに!」となってしまう。伝わってないよ。って思う。
自分だったら分かるって思う。でも自分が分かることは他の人も同じように分かることなんてなかなかないんだ。

「伝わらない」が基本。だから一生懸命伝えないと伝わらない。伝えきる。どうでも良い相手だったら良いんだ。どうでも良くない相手のときの話。
伝わるまで伝える。伝えきる。できたらその場で。その場でできなかったらあとでも。大切であればなおさらだ。こういう気持ちになってるよって。伝わってない相手からしたらそれはないのと同じだから。
口頭で厳しかったら手紙でもいいんだ。ライン?それでもいいよ。歌でもいい。いざ!というときに、伝えきれること。最初からは難しい。それこそたくさんトライアンドエラーする必要がある。失敗して良し。だから伝えていこう。
伝わらないが積み重なると「どうせ伝わらない」「絶対また反論される」などと思いこんで、最終的には愛情が枯れる。
愛情を枯らしたい人なんているんか?
枯らしたくない。だから向き合うことは超大事なんやで。急に関西弁やで。

感じる力。言葉にする力。関わる力。伝える工夫。諦めないこと。とれも即興に必要なやつ。相手に伝える。ここで頑張って伝えたらすくなくとも自分が知りたい真実が知れる。
そうじゃないと自分の妄想で「きっとこうに違いない」と、自分を苦しめることが起きる。
自分の想像力で自分を苦しめることが一番強い敵なんかもしれんでな。

勇気とエネルギーとユーモアで、早とちり、思い込み、言葉足らずを減らす。すぐにできるとか考えず。こつこつとやっていったらええんやで。と、自分に言う。

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。