【武道ブログ】何のために?と自問自答する

2ヶ月ぶりに武道の稽古へ。
行く前になんのために武道をしているのか?といつも自問自答する。

「とにかく身体を使えるようにしたい」「信じられないほどに汗をかく気持ちよさ」「人と真剣に向き合う貴重な場」「達人の魔法にしか見えない技を見る・体験する」「すべての表現者に必要な基礎があるから」
いろいろ答えみたいなものが出てくる。

どれも本当だし、どれも本当か?って言える。

「本当のところわかっていないのかもしれない」とも思う。
そもそも武道をかじった程度(出逢って2年程度)でわかるはずがない。とも思う。
武道の何もわかっていないのに「なんのために?」ってわかるのか?と。

「なんだかわからないけど、とにかく感動したし、あれが即興だ!と感じたし、ああなりたい!って思ったし、あのレベルで感じらたり、他者がみても納得の身体がほしい!って思ったんだ」っていうのが素直なところ。
となると「武道に興味がある」というより「武道をしている日野晃先生に魅せられた」というのがさらに正確だ。
「え?なんで?なんでそうなるの?すごい・・!知りたい!!」ってなったのが最初で。そのあとで「そうか・・それを武道というのか」と知る。

これはワタリの中では大きな違いがある。
まず体現者がいて、その人への興味がはじまり、その後でその人の根っこにあるのが武道だってことを知る。だから、その人の世界を知ることやその人がやっていることを体験したいとなっている。

で、そのためにはまずは武道をしないとどうにもならないだろうっていうことで「まずは実際にやってみる」となってる。

その「実際にやってみる」の中で発見するいろんなことがワタリのなかで大事になっている。

昨日は、技にかかるには精密な身体操作だけでなく相手を感じる力・関係する力が絶対に必要だということを改めて知る。

相手を感じてるだけでもダメ。身体が効いてないとただ感じてるのみになる。

時々、それがピタッてハマるときに、びっくりするくらい簡単に相手が倒れることがある。その「ピタッ」っていうのが相手と関係してる時なんだと思う。

そのピタッは即興でもめっっっっんちゃんこ大事なものだと知っている。

そのピタッの率をあげるためにどうできるのか?っていうのが日々のトレーニングの積み重ねなんだと思う。どこまでやったか?どこまでやるのか?頭で思うだけでは100年経ってもそのままだ。やるかやらないか?ってことなのだ。

それが武道をやる目的。

そしてその「ピタッ」を自分のフィールドに、自分の表現につなげる。ここがとっても大変だ。いまもこれからも頭をくるくるさせながらやっていくんだと思う。

あとはね、単純に稽古が終わったあとの爽快感がすごいんだ。
生きてるなぁって感じる。それだけでも充分に行く意味はある。

と、昨日の稽古の前後に思ったことを書いておく。

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。