【インド旅行記】シルディ・サイババに逢いに行く〜28〜「バイバイババ」

5時半に起きる。
Fくんはもうとっくに起きている。
出発前に最後にババに挨拶しようということになっていた。
ヒゲを剃り、シャワーで身を清める。
さっと準備をして出る。

今日、インドを出る。いよいよ旅が終わる。毎日のように行っていたババのところにはこれが最後。もしかしたら人生で最後になる可能性だってある。

4階からエレベーターに乗る。
途中の階でMさんたちや他の旅行者もエレベーターに入ってくる。
エレベーターが降りていく。ガウン!

真っ暗になりエレベーターが止まる。停電。

昨日の夜中に1人経験しているワタリに恐怖はなく、昨日と同じようにかかってきた電話にさっとでる。
一緒に乗り合わせた外国の人が「慌てないで。大丈夫」みたいなことをこちらにも話ししてくれたのが印象的だった。
前と同じで電気がついてちゃんと1階に到着して降りる。

ロビーにいくと何人かはもう待っていた。
奈良さんが最後にきて、出発。

ホテルを出ると少し外のニオイが変わっていた。
湿気を含んだ濃厚な空気。
その中で「オムガンガナパティーヤナマハ」を唱える。
そして今日参加せずホテルに残っているメンバーにも祈る。

歩いていつもの通りへ。
途中奈良さんがどっかにいった。
それを待つ時間があった。
ババがいる建物の外に小窓があってそこから少しだけババの横顔が見れる。
その向かいに広場であり、そこでまつ。その広場にもモニターがあってババが中継されている。
その間も座って祈る。
あの時奈良さん何してたんかな?帰りの飛行機の中でこの日記を書いているのだが、もう思い出せない。

奈良さんと合流し、初日に行った場所(神々しいワンちゃんがきた場所。覚えてるかな?)からババを見ようということに。移動し、同じ場所でサンダルを脱ぐ。
中に入ると前は開放していた場所の3分の2くらいに柵があって、それ以上は入れない感じになっていた。
遠くのほうにババがいる。
空いているスペースにそれぞれ座ってそのババの方を向いて、祈る。
ババを見ながら色々思ったり、頼んだりする。
祈っていると途中でUちゃんがワタリをつついて後ろを指差す。
後ろには小さいババの像があって、そこにむかってお坊さんたちがお経を唱えていた。
ワタリはそっちの方を向いて祈った。
そっちのほうが全体的に暖かくなる感じがあった。
そこからまた前のほうに向き直す。
途中で奈良さんがきて
「キレイなところだけじゃない。あんたの全部を見せなよ」
と言った。

それが引き金になった。
全部だしてみよう。
ワタリのダメな部分も全部話しした。
それをダメとするより「こんな自分なんです」って告白したような。
それも全部受け取ってくれた。そんな感じがした。
こみ上げる感覚になり涙がでる。
また自分だけでなくワタリの大切にしている人、我が子のように感じたこの世にはもういない友達の子にも祈った。
柵の近くにちょっとした台があって皆、そこに乗ったりしている。立ち上がってワタリもその台に乗った。
両手を上にあげてみる。
最初の日にやったようにババの波動みたいなのを感じた。
そのまま手をおろす。なんでかわからないけど、顔を両手で全部覆うような状態になった。
そのときがとんでもなかった。涙がポロポロでてきた。
なんかまったく理解できないが、嗚咽しそうになった。
こんなことがあるんだっておもった。
そのまま胸に手をあてて、祈る。
そうなった理由は1つじゃないだろうから、もう解明しても仕方ない。
ただただ、任せた。

時間がきて出ることに。

その時に「また来ます」と言ってしまった。
昨日の段階では言わなかったのに。

デニッシュさんと合流。ホテルへのショートカットの道を歩く。
歩いている時に奈良さんに昨日の夜中のエレベーターの話しをした。

「たくさん求めなさい。そしてそれはもう手に入っているということじゃね。それはわかった?」
「はい」
「そう。もう言う必要がなかったね」

そんなやり取りをしつつホテルにつく。

405の部屋で足を洗ってまた1階へ行き朝ゴハンを食べる。
ここでの最後の食事。
もうお腹はいっぱい。でも食べたいっていうことでパンとバナナとチャイと、あとここで初めてドーサを食べる。
美味しかった。
数人で一緒にご飯。「ワタリのヘヤースタイル真似てみたよ」とかそんな雑談。穏やかな時間。

時間がきて、またいったん部屋へ。
パッキングを頑張って、なんとか入れる。
お土産も服も増えたからもともとパンパンだったカバンに入れるのが大変だった。

8:30になり、下に降りる。
荷物をかかりの人に預ける。
ロビーで奈良さんはおかゆさんを食べていた。
時々誰かを指名しておかゆをあげていた。
タクシーが到着し、皆、タクシーに乗りこんでいく。
最後はUちゃんと奈良さんとワタリ。
タクシーに乗らずに、奈良さんがUちゃんと話し込んでいてなかなか動かない。
ワタリが「時間ですよ~」って急がせようとするとガイドのデニッシュさんが「大丈夫。ゆっくり」と言ってくれる。

すごいホスピタリティだなぁって思う。
ワタリも急かす前にデニッシュさんに「あとどれくらい待てますか?」とか聞けば良かったとおもった。

車に乗りこむ。タクシーが動き出す。


はい!ここまでです!

もう最後だと思ってあと少し!みたいな言い方をしましたが、残りの日記を読むにあと数回必要だということが判明w

インド道中記。まだ終わらないですw

最後の日に撮った写真

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。