【インプロW.Sブログ】人の夢を笑うな

昨日は京都精華大学の授業(オンライン)でした。

今回のメインのワークは「10年後の自分を想像しよう」というもの。
こちらが用意した5つの質問に答えて、10年後の自分を想像して、その後、その自分になりきって他者とやり取りします。
未来を想像するときに「今の自分の延長線で考えるんではなく、自由に想像してみて」という指示は去年と同じ。
今年はそれにプラスして「人に言ったら笑われちゃいそうなくらい大胆な自分の未来を想像してみて」と付け加えた。
それが良かったのか、例年よりも生徒から枠から外れたと思われる発想がたくさん出た。

「10年後は宇宙に住んでいて、宇宙人栽培キットが流行っていて2体育てている」
「自分を小さくしてスイーツ王国に住んでいる」など。

そうでなくても、カナダに住んでいて~というものもあった。
今までよくあるパターンとして「今までと変わらず家にいて、収入もギリギリで」というものは聞いた限りはなかった。

皆、楽しそうだった。

その中でワタリが興味深いなって思ったことがある。

1人の男の子。自分がA.Iと一緒に住んでいるという設定。
それを相手に伝えたときに「あぁそういうのもありやんな」みたいに言われた。
相手から言われて「え?!ありなんや!」ってなったという。
それまでは自分の妄想で、その自分すら「まぁ、ありえへんよな」みたいな感覚。
それが他者がそのアイデアを「あり」とした。
それにまず驚いたという。
そしたらその設定が「当たり前」になった。
1人の妄想でなく事実になった。自然になった。
それがとっても興味深かったと言っていた。

それってめっちゃんこ素敵なことじゃない?

笑われそうな夢を、他者が「ありやん」って言ったことでもっと信じられるようになった。今をクリエイトするチカラになった。
そしてそこから2人で未来を作っていった。2人の事実になった。
1人の妄想を妄想でなくした。
いつだって、なんだって、可能で。無限に広がっていて。
それを「え~それおかしい」「はは・・・(冷笑)」なんかじゃなくて「いいやん」ってなった。
これがどれだけ勇気を与えてくれることか。

夢を大きくもってしまうワタリは、よく冷笑されます。その時の、心が凍りつくようなあの感覚を知っているだけに、このエピソードは温かい気持ちになりました。
伝わるかな?
どれだけ大事なことなのか。

人の夢を笑うな。
笑うのは、仲間になって夢を実現してる過程で一緒に笑え。
その冷笑が、実現する奇跡を何年も遅らせることがある。
でも冷笑する人はいつだっている。だから夢をもってる人は、その冷笑はいっさい無視しろ。
夢を応援してくれる人たちと出会うまで語り続けろ。
なにより、笑われちゃいそうな夢を語っていいっていう場がとてつもなく少ない。
ワタリが大学でやっているのは、その場を提供し続けること。
改めて気づかせてくれたエピソードでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。