【LIVEブログ】オンライン・LIVEトラブル発生。船長の決断「皆、この船を降りよう」

昨日:Dを襲った機材トラブルは、おそらくワタリのパフォーマンス人生史上もっとも難関な試練だったように思います。

これがリアルの世界であれば、どうあったって、演者もお客さんもいるから「いこ!あとはもう野となれ山となれ!」といくらでもそのトラブルを楽しむことができたでしょう。

が、オンラインの世界はそうはいきません。

さて

どんなトラブルだったのかを簡単に説明しますね。

昨日のコロンディーのオンライン・LIVEは

「ZoomでやってるLIVEの映像をYoutubeにも繋いで配信する」

というスタイルでした。

「Zoomに直接はいって視聴する」と「Youtubeの生配信を観る」という2つの選択肢があったわけです。

Zoomは最大100人までなので、もっと気楽に多くの人に観てもらいたいという想いで、Youtubeでも配信することにしました。

3度ほどトライアル生配信をやったこともあるし、環境的には問題なくできると安心しておりました。

しかし、昨日Youtubeにつなぐことができなかった。

というのが問題でした。

単独LIVEということで、色々やれることを模索し、またいろんなテクニカル的なことをリハーサルしてLIVEの内容もギリギリながら準備万端。

会場前にZoomを立ち上げ出演者で集まり、「よろくしね〜!」なんて言いあう。

Zoomが船だとしたらもう皆船に乗り込み、船は港をでる寸前。

さぁやろう!

ってなった時にマイキーから

「Youtubeボタンがないです」という発言をきく。

「・・・・え?」

どうやらいつもある「Youtubeに配信する」ボタンがどこを観てもないという。

すでに開場時間になり、楽しみにしているお客さんが船に入ってきている。

「もう一回確認してみて?」

「ないです・・・」

「・・え?」

パニックはじょじょに。

なぜかいつもあるはずの「Youtube配信」というボタンがない。

パソコンで確認すると、すでに楽しみにしている人たちがYoutubeのほうでまっている。

これって現実ではありえないことです。

LIVEしているのをパブリックビューイングするっていって会場にいったら会場がない。

昨日まであった劇場がいきなり空き地になっている。

そんな衝撃。

ない?え?ほんとうに?住所間違ってる?ここだっけ?あれ?夢?

みたいなことになるよね。

うん。そうなったんだ。昨日。

で、住所確認したり、手をつねり頬を叩き夢じゃないことを確認し、ぜんぶ現実で住所もあったということが分かったあとに、とにかくマイキーのパソコンを再起動して〜!とか、いや、そもそもこのZoom自体を一度落としてみたら?とか話し合って、それに視聴者の方も全面協力してくれて、さぁどうだ!ってみたらそれでもダメで。

さてどうするのか?という決断をしないといけない段階に。

Zoomに参加している人だけにお届けする。

しかし、Youtubeで観るね〜って言ってる人がかなり。Zoomをやったことがない人が多数。

だから、どうしてもYoutubeにも配信したい。

しかし、どう調べてもダメだ。

最終的に決断したのは「この船を降りる」ということ。

ワタリのほうでZoomを立ち上げ、確認。うん、Youtubeボタンがついている。

それでウェビナーを作成し、皆に告げる。

「この船を皆でおります。このあとは別のリンクを出しますので、どうかそこに入ってきてください」

とリンクを伝える。

船を降り、新しい船に乗り込む。

「これで大丈夫!・・・・え?」

なんと新しくたちあげたZoomの画面。

「Youtubeボタンがない」

すでに視聴者の方も新しい船に入ってきている。

メンバーも「あ〜助かった〜!新しい船でも落ち着くね〜」

と言いはじめている。

この時のワタリの心臓の鼓動をCDにして皆に物販したい。

そう思うほどに鼓動がきこえた。

「ごめん。また降りて」

船長の顔をみて皆悟る。笑いながら降りる。

なんで??なんで????

って思って調べるもダメだ。調べている時間なんてない。

もう一度起動、また皆入ってくる。

でもやはりボタンはない。もう下船させるわけにはいかない。

その空気をさっして:Dのメンバーのマミを筆頭に、焦るのをやめて今いる人達にたいして楽しい時間になるように話しはじめる。

船長であるワタリは1人操縦室にはいり考える。

あと1つだけ作戦がある。

OBSをつかう。

新しい必殺技みたいなこいつはYoutubeとかに配信するようにソフトなんですね。

少しだけ扱ったことがあるからなんとか・・・でもかなり心もとない。

そうした時に視聴者の1人であり、ワタリのワークショップに通っているタクミという男が助けてくれた。

電話をつなぎ、OBSを立ち上げ、ぜんぶテレビ電話で見せながらやっていく。

この時の「24のジャック・バウアー感」を3画面(がんばってパフォーマンスするメンバー、指示するタクミ、電話越しに操作するワタリ)でネットフリックスでお届けしたい。

OBSで簡易的にYoutubeにつなぐことに成功!やった!!

船に戻り皆に「Youtube配信できましたー!」と報告。

この時の歓声。いやチャットの賑わい。忘れない。

で、LIVEをスタートし始める。

そしたらYoutubeのほうで

「ワタリの声しか聞こえない」と報告。

バクンバクン。心臓。

なんで!?

とまた原因をつきとめる。

ワタリ1つで作業。解明。

なんとか聞こえるようになった。

よし!じゃあ最初のコーナーは依田です!そしてピアニストのコニタンが来てくれてます!

コニタンから「キーボードを繋げない〜」。

バクンバクン!

それも解明。なんとかできる。

あとは画面共有するとYoutubeのほうでは観れなかったりなどの問題も。

この時にYoutubeの環境がかなり悪なので、もしZoomにはいってこれる人がいたら入ってきてください!とリンクをYoutubeに貼る。

そしたら

とんでもない人が船にはいってきた。

「視聴者」の数がどんどんあがっていった。

90分以上機材トラブルがあったのに、待っててくれた人たちが苦手なZoomに入ってきてくれた。

あのときの感動を忘れません。

そこからやったLIVE開始。

それらをすべて乗り越えていった。

ドキュメンタリーみてるみたいだった。

諦めずに乗り越えようとしている様に勇気がでた。

この問題をポジティブに受け止めて観てくれた皆様に感謝です。

諦めて出ていった人には申し訳ない。無理もない。

またメンバー皆、超ストレスだったと思います。

その上で、自由にパフォーマンスすることって相当に至難だと思います。

なのにも関わらず、切り替えて力強い即興を見せてくれた。

皆の底力を見たように思います。

結果全員で作り上げたLIVEとなりました。

本当にありがとうございました。

さて、原因はなんだったのか?

いつもと違いがあるとしたら、

Youtubeのほうの「LIVE配信」を事前に予約してやったこと。

それが原因だったのか?

しかし、最大の原因は、まったく本番と同じ設定でリハーサルをしなかったことです。

自分でびっくりします。

なんでやらなかったのか?毎週やっている生配信でやれると勘違いしたのかれしれないし、色々動いていく中で超大事なことを失念していた。

「ゲネ・絶対」

という文字を心にタトゥーしました。

一夜あけて調べていますが、原因はまだ解明できておりません。

もう少し調べます。

わかったら皆にも共有します。

興味ない人は「あぁなんかワタリ大変だったんだなぁ。オンラインの世界ではわからないことだらけの中、よくやったよなぁ。うんうん」とあたたかく読んでくれると嬉しいです。


ワタリ
ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。