北原雅樹の「優しくなりたい〜108の善行〜」

北原雅樹(以下きたさん)という人間がおりまして。

2018年にロクディムが開催した「全国縦断ツアーRAINBOW TOUR2018」の大阪の公演にもゲストで出てもらったり、きたさんが主催するイベントにも出たりして、仲良くしておりました。

それは今も変わらず仲が良いんだけど、彼はRAINBOW TOUR2018が終わったくらいに、ここでまぁぶり返しても仕方ないから詳細は書かないけど、ちょっとした事件を起こして1年以上活動を自粛したんですね。

そこから復帰して、いろいろやってます。

でも、彼の思うようには、なかなかうまく行っていない感じで、時々相談の電話がかかってきたりします。(ワタリは年下で後輩なんだけどね)

で、4月の半ばあたりにも電話がかかってきたんです。

夜でした。

電話から聞こえる彼の声はいつも以上に弱っておりました。

けっこう精神的にまいってる感じがあったので、これはもう下手にいろいろ考えさせずにとにかく身体を動かし続けるほうがいいなと思ったワタリは、きたさんが輝くような企画をプレゼントしました。

それが

「やさしくなりたい〜北原雅樹の108の善行〜」

です。

面白いとかを考えずにとにかくワタリが指定する善行をやっている様子を動画に撮ってYoutubeにアップする。

煩悩だらけのきたさんが煩悩の数だけ善行をしたらどうなるのか?

そもそもできるのか?

というチャレンジです。

4月中にとりあえず4つの善行をクリアしてくださいと話しました。

出した善行は以下。

・朝6時に家のどこかを雑巾がけ(最低でも20分)
・北原雅樹の心が暖かくなった本を一冊紹介
・3分で心が暖かくなる小話
・愛している人に「愛しているよ」と伝える(音声だけでも良い)

「分かった!やる!」

と、言ったきたさんはわりかし早い段階で最初の1つをアップしてきました。

本の紹介でした。

途中で感極まって泣いているのが良いです。

しかし、残りの3つが

4月の30日になっても音沙汰なく。

「どうなってる?」と聞くと「明日中に全部アップします!」という返信。

夏休みの宿題みたく一気に3つ上がってきました。

しかしこれがまぁすごい。

3つともクリアできてないんです。

20分の掃除はまず起きれてない。そして途中で関係なくお喋りしてる。

3分で心が温かくなる話は3分で終わっていない。何十分使ってるんだろう。

愛してる人に愛してると言うのは問題作になっています。

しかし、できない中でのきたさんの「俺・・なにやってるんやろ?」「愛するって・・そもそも俺は愛してるんだろうか・・?」という自問自答が実に興味ぶかいです。

想定外。きっと苦労するだろうと思ってはいたけど、ここまでできないとは思いませんでした。

彼にとって相当の苦行となっています。

3つともまた取り直し申請をしました♡

いま、きたさんは苦しんでいます。

でも、あの夜に聞いた苦しい声じゃないです。

輝くほうの苦しさ。良いストレスが彼を輝かせます。(もしくはワタリが苦しんでいるきたさんを観るのが好きなだけかもしれません)

108個をクリアした時に彼はどうなっているんでしょうか?

そもそもクリアできるんでしょうか?

ワタリにもわかりません。

ある男が必死にもがいている様子。ぜひ観てあげてください。

全然できていないのも含めて4つ紹介します。

動画の備考欄にワタリが動画を観ての感想を上げています。それも含めて作品です。

ぜひ。


ワタリ
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ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。