【インプロW.Sブログ】「オンライン・ワーク」を薄めないようにするには

ワークショップをオンラインにしたおかげで、よりたくさんの人との関わりが生まれました。

参加してくれた人たちからたくさんのフィードバックももらうようにしました。

先日言われたことは、「オンライン・ワタリーショップは、リアルで開催しているものを薄めたものではない」ということです。

いろんなものがオンラインに切り替わって、ただ、リアルでやってることをオンラインに乗せるだけだったら、どうやったって薄まる。

ワタリの実感としても「オンラインは場繋ぎじゃない」というものあるので参加者からそういう感想ができるのは嬉しい限りです。

【インプロW.Sブログ】オンラインは場つなぎじゃない

2020.04.14

しかし、こうやって書いていて、ふと違う視点もやってきます。

はたして本当にそうか?と。

逆に「薄まっているからちょうど良い」ってことはないか?と。

ふだんリアルでやっていることがあまりに細かく濃厚だから、より伝わらなかったり、一回で「しばらくはいいか・・な」みたいなことになっていて、それがオンラインになったときにじつに多くの人に広まりやすいものになっているのでは?

なんて考えて、そういうこともあるかもなぁと、普段リアルでやってきた超濃厚な時間を思い出したり。

そんなことを考えるけど、答えはなし。

ただ、いろんな視点、ときには反対から見ていくのは発見があって楽しいです。

いまは「薄まっている」とした時の視点。

今度はなぜ「薄まっていない」と参加した人が感じるのか?それを考えていきます。

なぜリアルで通ってくれていた人が変わらず通ってくれていたり

参加した人が「楽しかったー!」「自分を見つめられるすごい有り難い機会」ということが起きているのか?

参加者が「薄まっていない」と感じる理由をワタリなりに考えるとすると、

それはリアルでもオンラインでも大事にしているが同じっていうことだと思うんです。

その1つは、とにかく「見る」ということ。

「観察する」でも「眺める」でもなく、「見る」。

それはワタリが「見る」んでもない。

日野先生のいう「自分が見たらアカンで・・なんていうん・・ちゃんと見ろ(笑)」というやつです。

ヨガ行者の奈良さんとの対談でもでた「正見」と言うやつです。

字で書くとなんとも簡単。

果てしない道のり。

眼はただの入り口でしかない。

時に耳で見ていたりもする。

それを実践しています。

愛情がなかったら「見る」ことはできないと考えてます。

「見る」は「意識をむける」ということ。

「意識をむける」は「愛情をむける」ということ。

「愛情をむける」というのは「判断」や「評価」ではないということ。

まだまだまだまだペーペーですが、

その姿勢がオンラインでも伝わるということが嬉しいです。

また薄まらないのは、オンラインでやれることの制限がシンプルにさせているということもあるなと。

とにかく今は

「心の濃厚接触」をすること。とにかくこれです。

オンラインだから余計に「楽しんでいるフリ」っていうのもできると思うんですね。

そんなことにお金と時間を使ってほしくないって思っているワタリはそこらへん頑張ります。

心が触れるように、揺り動くようにするには、まず安心すること。リラックスすること。

そのための場作りをワタリだけでなく、皆でつくっていきます。

また少人数にグループ分けして、より素直に演じていける関係をつくっていきます。

ドラマとしての展開をメインにはしない。

とにかく今、この瞬間、眼の前にいる人との1つ1つを大事にする。

自分の枠をはずしあう「関係」ができると

自分のリアルや常識に固執せずに、相手の言っていることに心から乗ることができたり、相手の言っていることに無条件に影響を受ける瞬間があります。

ドキュメンタリーのような生々しさでファンタジーを生きることができる瞬間があります。

相手の顔が画面にうつった時にもう反応が起きている。

心の濃厚接触が起きる。

そういう瞬間が生まれるようにワークしていきます。

今日初めてあった遠くの人と、短時間でそういう関係をつくることができるっていうことに感動します。

それは参加している人が本当に素晴らしいんだと思います。

あと、ワタリの空気づくりが素晴らしいんだと思います(自分で言ったぞ)

毎年、「インプロ?あぁ?わかんないけど超しんどい。わかんないことがダルい。とにかく嫌」ってなってる大学生と向き合い続けているのも大きいんじゃないかって今思いました。(普段無表情の生徒が笑うから、ある教務の人がわざわざワタリの授業に見学に来て、授業が始まってどれくらいで皆が安心していくのか?を計ったら10分以内に「楽しいやん・・え・・楽しいやん!」ってなってるとのこと)

安心感があるっていうのがワタリの特性なんだと思います。

ただ、これが「ワタリだからできることじゃん」ってなると半分あってるけど、半分違うんですね。

相手に安心してもらうためにその瞬間瞬間いろんなことをやっているんですが、そこを見ないで「あれはワタリさんのやつだから」とそっこうで「自分にはできない」とサジを投げる教育者もいるんですね。

そこはただただその人の欲求が足りないか、悪い意味で自分を諦めているのか?とにかく「だったら教育者やめちゃいな!」って言いたくなる人もいて。でも文句行っても仕方ないので、なにをやっているのか?というのも具体的に書いていこうと思っているんだけど、そこはまた別の話!

何が言いたいかっていうと、

オンライン・ワタリーショップ楽しいよ!

最近、自分として活き活きと生きて感動してなかったり、相手とともに感動する体験がなかったり、心が満たされていない人や、そういう魂でやる遊びに興味がある人は是非!心の濃厚接触ができる可能性がある場所ですよ!演技経験?いらないよ!

っていうことです。

機会があったら皆も参加してみてくださいね。

ドキドキすると思いますが、ワタリ頑張るから!

オンライン・ワタリーショップで生まれた「心の濃厚接触」のやり取りを少しアップしています。


ワタリ
ワタリのワークショップ「ワタリーショップ」は都内で定期開催。
情報はこのブログ、またはメルマガで配信しています。

ABOUTこの記事をかいた人

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛(Takehi Watari) 奄美大島生まれ兵庫県育ち。 即興芝居×即興コメディ=即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興で演じ、歌い、踊る1人芝居ライブ「ヒトリワタリ」を全国展開中。 ブロードウェイで最もロングランした1人芝居「Defending The Caveman」を初アジアバージョンとしてハリウッドキャスティングディレクター奈良橋陽子監修のもと、2年間公演を行い好評を得る。 即興(インプロ)ワークショップ「ワタリーショップ」を都内で定期開催。 大学や企業でも即興ワークショップを通して「この瞬間を目一杯感じて、自分を愛し、無我夢中に遊びあい、交ざりあい、笑いあう人間関係を育む場」を提供している。 京都精華大学非常勤講師。